2015年4月4日(土)~5日(日)
メンバー:
(土):カッチン、ゴルゴ、ビン(記)、ユータ、ノジ、ぷ~
(日):アタル、ウィリー、マッソー、アンペー
GWを控え、年に4回の会訓練山行・雪上訓練@谷川岳を
先週行ってきました。
行程(土):9:00谷川岳ロープウェイ駅~9:30/13:30天神平スキー場脇斜面
15:00谷川岳ロープウェイ駅
今回は各自多忙な仕事の合間を縫って、土日開催のハズ・・・が、
各自微妙に都合が合わず土曜開催組と日曜開催組に分かれて実施。
(報告は土曜のみ、日曜組の報告は・・・?)
始発の時間やら高速出口通過(笑)やら、なんやかんやで9:00に
ロープウェイ駅に集合完了。出発前は
『一ノ倉沢の出合で全層雪崩見物でもしながら雪訓やっちゃう?』みたいな
ことも話していたが、到着した4月の谷川はもうガンガンに雪が溶け始め、
ロープウェイ駅周辺は山肌がけっこう露出している。
仕方なく、天神平までロープウェイであがり、スキー場脇の斜面で訓練開始。
小雨の降る中、淡々と実施。
まず滑落停止。いろいろな滑落パターンで実施するが、
雪がザクザクで、フォームが悪くても止まってしまう。
やっぱり滑落停止は昨年の富士山雪訓よろしく、アイスバーンでやらないと
身につかないな~、という感じ。
雨が降る続くなか、滑落停止でさらにびしょ濡れ状態になり、
パーティ全体のモチが下がりつつある危機を迎え、そそくさと次へ。
お次は準会員・若手の各種雪上ビレイ。
まずは支点(デッドマン、スノーバー)の作成。
さらにダイナミックビレイ(スタンディングアックス、腰絡みなど)。
今回は滑落者を実際に止める訓練の場合、雪がやわらか過ぎて
『滑落・転落』という状況を作りにくい(=ビレイしなくても止まっちゃう)。
・・・なので、今回は一工夫してビンの会社の倉庫に何故か眠っていた
所有者不明のソリを使用。
ソリに乗って加速した滑落者を実際にビレイで止める仕組みですが、
なかなか成功な感じ。支点の作成やビレイの仕方が少しでも悪いと、
あっという間に確保者も引きずりこまれ、支点も崩壊。
後半はノジさん・ぷ~さんともしっかり止められていたので、
滑落役のビン・カッチンは雪まみれになった甲斐もありました。
さらにビーコン捜索なども。買ったばかりの新機種に
四苦八苦するメンバーもいたので、実際に使用する訓練は有意義ですね。
また、一人で探すパターンと、複数メンバーで探すパターンは
当然違うので、もう少しそこらへんの手順も
しっかり確認できたらよかったでしょうか。
この時間になると雨も降り続けメンバー全員ビショ濡れ。
まだ昼過ぎでしたが、まあ最低限の訓練は終えられたのでいそいそ撤収。
ずぶ濡れ雪訓ですが、お疲れさまでした。
********************* 総括 *******************
昨年の雪訓同様、コンセプトは
『訓練のための訓練ではなく、実際に使える訓練』。
そういう意味で、ソリの使用は非常に有効でした。
ハタから見ると、完全に遊びに来たカッコですが(笑)、
極めて真面目に工夫した結果です。
そのぶん、ちょっとビーコン訓練は『やっただけ感』が
あったので、次回はちゃんと若手に手順や各アクションの意味など
説明する準備も行えればと思います。
基本、社会人山岳会なので『大人の集まり』。
雪訓に参加は基本義務なんですが、各自が受講する訓練項目も
柔軟であれば良いというのが個人的な意見です。
岩やゆるいスキーがメインで冬季クライミングを
重点的に行わないなら、まあ雪上ビレイ訓練は個々の判断で。
ただ、若手や新人が真面目に訓練してる横で雪合戦は・・・ネ(苦笑)。
『大人の会』なので多少は空気読んでネ、ヨロシク(苦笑)。
MGCは楽しくも真剣に!!