五竜岳 G5稜

2015年4月25日、26日
メンバー;カッキー、原山君(会員外)、アタル(記)
タイム;100起床300西遠見発430取付730G5の頭

GW前の調整山行として、一年前から計画していた五竜G5稜に若者達と共にいって参りました。
25日は西遠見で幕、先週の鹿島槍天狗尾根でも気付いていたが、尾根上の雪が異常に少ない。G5も黒々していて先行きに不安が募る。しかし3人合わせて10本近くのハーケンとリンクカムもあり、最悪行き詰まった場合にも何とか撤退出来るだろうと言うことで明日は取り敢えず行ってみる事にする。早めに眠りにつく。
26日、朝一時起床、３時前頃テント発、星明かりで周りの地形が辛うじて分かる程度。
報告を見る限り並み居る猛者達がグサ雪にやられているため、陽の出る前までに出来るだけ距離を稼ごうという戦略でパーティの意見は一致した。
取付の登り返しの部分は多少ルートミスしたが、快適に進む。稜線に出る直前は草付Ⅲ級位だが、確実な確保支点も取れなく、また若者二人は冬の錫杖一ルンゼを登った実力者なのでフリーで進む。この頃から薄日が差し始める。
稜線に出てもまだアックスのブレードは雪にしっかり食い込んでくれ、アイゼンの歯はウエハースの上を歩くように快適だ。ここからは駆け上がろう！
ジャンクション手前の雪壁でザイルを1Pだす。少し前の集中した降雨によりキノコ雪は崩落済、基部の岩にハーケンを二枚叩き込み、右に懸垂する。
下降点からトラバースし、稜線に復帰、暫く進むと岩のセクションが出てきて、左上ぎみにロープを1P(30m Ⅳ級位)だすとG5の頭だ。

※今回は融雪が早く、気温も低めというコンディションと、足並みの揃ったパーティによる速攻スタイルにより予想外に早くルートを抜けれた。

写真たくさんあるので欲しい人はたねまで。