2015/3/14-15 メンバー:はらちゃん(会員外)、たね(記
水曜~金曜まで雪が降った為、土曜日偵察、日曜日登攀のプラン。
▼錫杖1ルンゼ(5時間)
1p(Ⅳ+)はら:下部は氷がないのでドラツー突破。ハングを越える箇所が核心。
行きつ戻りつ時間をかけ越える。その後はベルグラを10m程ランナウト。
ナイスクライミング!55m
2p(Ⅳ-)たね:スクリューは決まらないが傾斜は緩いのでさくっと終わらせる。
スノーシャワーをたっぷり浴びる。途中でかい雪崩。55m
3p(Ⅴ+)はら:垂直のスカ氷&ザラメ氷を登っていく。
珍しくビレイ点作成に手間取っている。ビレイ点やばいっす!の声と共に登れの合図。
フォローと言えども絶対に落ちれない。ビレイ点についてアングルを叩き込んで補強。
2つ目のでかい雪崩。55m
4p(Ⅴ+)たね:トラバースから2段の氷を越える。20m。その後は70~80度の急な腐った雪壁。
足元に立ちこめず、手も何も掴めない。悪い。泳ぐように登る。
途中トラバースも入れて20m近くランナウト。雪崩が来ないことを祈る。
雪庇を抜けると上部雪田。思わず声が出る。
露岩にカムを入れて一息。傾斜が緩まりロープを伸ばして終了点へ。45m
▼感想
冬の錫杖を見ると一番最初に目に入るのは間違いなく1ルンゼであろう。
そう1ルンゼは見栄えがよく美しい。登攀内容も素晴らしく緊張感のあるクライミングが楽しめる。
過去の記録を見ると敗退や事故の記録が多い。
時間が経てば経つほど雪崩の危険が高まるので登攀スピード、
それにプロテクションはほとんど取れないので絶対に落ちない登攀能力が必要だろう。
スクリューは全て1,2回回すか、そのまま手で抜ける。
今回はなかなかいいペースで登れたと思う。
素晴らしきパートナーに感謝。はらちゃんじゃなかったら登れなかった。ありがとう。
写真欲しい人はたねまで。
装備:カム1セット、トライカム1セット、ピトン4枚、スクリュー10本
コメント
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