2007/12/8~9
CL:盛山(記)、松沢、玉谷、坂本、妹尾
12/8 雪上訓練
私の遅刻から始まった雪訓。先が思いやられたが、思いの外、天気は上々。
谷川にしては珍しく晴れている。
11時過ぎに天神平に到着し、訓練できる雪面を探す。
どうやら最近のリフトは登山者お断りらしい。
楽しようとしたら歩けと言われてしまった。
既に数パーティが雪訓をしている。
我々も斜面を整地して、練習場を作る。
滑落停止、スタンディングアックスビレー、コンテでの制動と一通り行う。
想像以上にさっくり終わりやる事がなくなってしまった。
とりあえず埋没体験をしていない妹尾を埋めてみる。
などして遊んでいると、そろそろ時間も14時過ぎとなってきたので、日帰りの幹部2名を見送り、3名で今日の寝床を目指して登り始める。
行けるとこまで行ってテントを張る予定だが、踏み跡がしっかりあり、割りと簡単に熊の沢避難小屋まで着く。
小屋には先着パーティがいたので、外でテント泊にする。
テントで松沢氏の「湯たんぽ」実演があった。寝る前にプラティパスに湯を詰めて抱いて寝る。確かに冷たい水を寝袋には入れたくないし、湯たんぽは相当暖かい。いいかも。しかし、いろいろと思いつくね~と感心。補足説明あれば先生よろしく。
12/9 谷川登山
朝、雪が降っている。
天気がイマイチだが、本日は訓練ですので、とりあえずは登る。
6時過ぎに撤収、荷詰めし、登山開始。
一番乗りらしく昨日のトレースがうっすら残っている程度。
踏み抜くと面倒なので、トレースを忠実に辿る。
高度を上げるにつれ、風が強くなって雪が痛い。
樹木が無くなると、相当風が強い。ちょっと心が折れ、下山し始める。
少し下ると風が急に弱くなる。さらに登ってくる数名程のパーティが…。
負けていられんと、もう一度装備を整え、山頂を目指す。
ラッセルラッセル、風は強くともそこまで雪は飛ばないようだ。
結構もぐる。疲れてきたので、アイゼンからワカンに切り替える。
と、変えていたら、後ろから後発パーティーが追いついてくる。
すげー、人海戦術のラッセルだ。我々も仲間に入れて頂く。確かに楽だ。
しかし状況はどんどん悪くなってくる。ホワイトアウト。
正直、突っ込みすぎた。多人数パーティから離脱して、下山する事に。
他パーティーがいると、安心するというか、人任せの部分があったのであろう、判断が遅かった。
おそらく肩の小屋まで50mもないところに近づいているはずだが、まったく見えない。さらに下山ルートも分からなくなりそうなので、急遽下山開始。
しかし、時遅し。ほんのさっき歩いたトレースがなくなっている。
この風雪では、いくら十数人の踏み跡といえど、数分で消えるものか。
ホワイトアウトで踏み跡がないと本気で怖い。久々に足が竦む思いだ。
他の隊に混じって登っていた事もあり、ルートに自信が持てない。
不味いな~と思いつつも体に吹き付ける風雪は強く、体温は奪われる一方なので、そろそろと降りていく。
方向を取りながら、迷い迷いに降りていたら、上のパーティーも降りてきた。
やはり無理と判断したらしい。先頭の熟練者らしき人が走るように下っていった。
おお、そのルートか!その先に覚えがある岩が見え、一安心。情けない話だが、本当に助かった。
しばらく後に続き、途中で抜かせて頂き、小屋まで転がるように降りていく。結構しんどい。
テンバ跡で一休みし、後はスキー場まで一気に下る。
トレースが結構埋まっていて苦労する。昨日の雪訓場所に着いたときはかなり疲れ果てていた。
一般ルートといえど、雪山は恐ろしい所だと再認識しました。
さらに人が結構入っているだろうと今回トレースを当てにしていた部分がどこかにあった。
ちょっとよろしくない傾向だと反省させられた山でした。
リーダーお疲れさま。中年には小さすぎたので文字大直しました。
仙台では一人で雪訓していたというカッチンでしたが、しっかり覚えていて感心・・・私は逆覚えの部分もあってスミマセンでした。
登りと下りでは景色が違うから、ポイントポイントで確認した方が良いかもね。
投稿情報: 管理人-鶴多郎 | 2007/12/10 21:36
プラティパス湯たんぽすばらしいよー
感動した!
現在は水漏れへの対バックアップ策を模索中
投稿情報: 松 | 2007/12/10 21:42