Climbing Report

城山・城ヶ崎

2月11日（土）　城山

8:07大仁駅着～9;30城山山頂～クッキングエリア探検後＝謎のトラロープルート～14；00南壁下部～16：00撤収

メンバー：あたる(記)、ウィリー

本日は城山の上部エリアを探検する事とし、ワイルドキャットゴージに行きたいと思っていた。

湯河原幕岩などの短いルートではなく30mの長い11a位のルートを登りたいというのが今回の城山に向かった目的であった。しかし、クッキングエリアまでは無事5年ぶりにたどり着いたが、そこから謎のトラロープルートへとはいってしまい、気づいた時はすでに遅く、南壁の下部まで降りてしまった方が安全な状況になってしまっていた。しかしウィリーさんにとってはヤブの懸垂下降を3回ほど行い、途中登り返しも入るなどかなりの懸垂下降のトレーニングとなったと思います（ルート間違ってすいません）。

その後蓮根岩を探すも見つからず、南壁下部に到着したのは14時過ぎ。この時点で登るモチベーションはほぼ0となっており、ふて寝をしようかとしていたが、ウィリーさんは登る気だったので適当に登る事とした。

・仰げば尊し(10d)

ウィリーさんリード。下部の小ハングは核心にあらず、核心は上部のスラブ部分。次回のRPを目指します。

 ・ブラウンシュガー(11a)

あたるリード。何回か触っていたルート。前に登った人の動きを見て大体の動きは思い出せた。1便目でRP。核心は抜け口？

 近いうちに城山上部エリアにまた行きたいので、誰か一緒に行ってくれる人募集中です。

 

２月１２日（日）　城ヶ崎

富戸駅9：40～10：00イサリビロック～16：00撤収

メンバー；盛山、日置、梅澤、あたる（記）、ウィリー、Ｆ川、小竹

 本日は玉さん、多鶴さんが城ヶ崎で合流してくださるとの事。玉さん多鶴さんのY氏の講習会でフナムシロックは満員だろうとの情報があったため、イサリビロックに行く事にする。

・イサリビレフト（10d）

・イサリビライト（10c）

・フットアップ・ルート（10a)

・ホワイトサタデイ（5.9）

・ジャムウェーブ（5.9）

他のパーティがいなかったため、贅沢にも上記ルートをみんなでわいわいTRで登る。フリークライマーのＦ川氏はメンバーの中で飛びぬけて強い登りでした。カナダ帰りの梅澤さんもパワフルに登ってました。クラック初めての小竹さんも多鶴さんの指導で、2回目の岩登りとは思えない登りっぷりでした(僕らが指導すべきなのにすいません）。私はフットアップルートで数回テンションしてトップアウト、ボルダリングでは尾骶骨を強打（ウィリーさんボルダー強いです）の良いとこなしで、もっとナチプロの設置技術を磨こうと決心しました。一考さん、盛山さんはやはり安定してリードしてました。

たまにはみんなで集まってワイワイするのも良いなと思った、そんな暖かい城ヶ崎でした。

玉さん、多鶴さん、ご指導有難うございました。また機会があったら一緒に登らせてください。

今度は夏の小川山ですかね？

尾白川アイスクライミング+アルファ

２０１２/２/５
メンバー＝ＣＬ：盛山（記）、ＳＬ：日置、斎藤、隊員：安齋、梅沢、小竹

≪行程≫
６：３０尾白川駐車場―７：３０日向山登山口―８：００錦滝―岩間ルンゼ（岩間隊と日向山隊に分裂）―（日向山隊）－１２：００錦滝―１３：３０稜線―１４：００日向山山頂―１５：００錦滝―錦滝登攀１７：００―１８：３０尾白川駐車場 

≪記録≫ 
 「人生いろいろ、××もいろいろ」・・・時の某総理大臣の迷言（？）ですが、山もいろいろですな。
今回は非常にバリエーションに富んだ内容で。
 新人さんのアイスデビューという事で「錦滝」で鮮烈なデビューを演出しようと思ったが、
朝日を受けてダラダラ水が流れていやがる・・・仕方ねえ、岩間だ。

と、初っ端から変更で、岩間ルンゼ。
Ｆ１にてアイスデビューを果たし、他の隊員はそのまま継続する事で、日向山登山をする事にする。
初めての雪山なので、変形型のアイスだけではなく、基本形の登山という事で。
勝手に１時間と思っていたが、想像以上に長く登り２時間、降り１時間の３時間行程。
ボッカトレーニングとして、クライミング装備そのままで登ったので、さすがに辛そう。



ちょっと時間が押していたので、山頂まで担ぐと言った健気な新人の意見を却下し、稜線の僅か５０ｍ下位で諦めさせザックをデポし、空身で山頂ピストン、速攻下山。
私の心の中では、錦滝を登ってやると下心を燃やし、サクサクと降りる。


錦滝の東屋でダラダラしていた岩間ルンゼ隊と合流、もう帰りたいという隊員たちの意見を無視して、アイゼンを装着。
岩間ルンゼ隊の２名を口説き、錦滝登攀開始（この時１５：３０）。
岩間ルンゼ隊の残り２名は逃亡。


結局、撤収は１７：００、あえなくヘッテン行程。
新人の雪山デビューは、いきなり岩間のＦ１を登り、その後休む間もなく日向山登頂、やれやれ帰れると思いきや錦滝、そして最後はヘッテン行程。
うむ、素晴らしい。 
よくぞ最後まで弱音を吐かなかったもんだ。 

その他写真は下記
Picasaウェブアルバム 

≪情報≫
氷結状況：ちょっと甘め。朝日が当たる錦滝は午前中はちょっとリードは遠慮したい。
アプローチ：林道崩壊で日向山登山口まで車が入れないとの情報があったので、尾白川駐車場から登ったが普通に車が入っていた。林道は通れるのか？
ちなみに尾白川駐車場から日向山登山口はエアリア・地形図にはないが、神社前のキャンプ場辺りから斜面を登る登山道がついている。赤テープもしっかりあり比較的歩きやすい道。 

芦安 上荒井沢 マシラandカモシカ

２０１２/１/２８
ソロクライミング　盛山 

ひとりでプラッとアイスクライミング
＜行程＞
八王子９：００＝１１：００河原―１１：４０カモシカルンゼ―１２：００マシラ・キカザル―１４：００カモシカ１５：３０－１６：００河原＝帰京 

＜記録＞
今回は一人孤独に登ってきたので、報告くらいは対話形式で・・・

Ａ：今回はソロで登られてきたのですね。ルートはどうされたのですか？
Ｂ：カモシカルンゼとマシラです。寝坊して到着が遅かったので、カモシカは人が多かったので、まずマシラに行きました。

Ａ：じゃあ、まずはマシラの状況を教えてください。
Ｂ：取付いたのはキカザルフォールだと思うんですが、
氷結状態はかなり良い状態だと思います。
まあ初めてなんで比較の使用がないですが。
リードで２～３本はルートが取れそうでした。
ミックスで遊べるという部分もツララ上の氷が出来ていましたよ。
見た目より傾斜があるので結構怖いですね。
面白い形状しているので、取るルートによって難易度がかなり変わりそうです。





Ａ：カモシカルンゼはどうでした？
Ｂ：時間の関係上Ｆ１しか登りませんでしたが、良い状態だと思います。
技術的にはそこまで難しくはなかったです。
距離があるので、ザイルをつけて行きましたが、上部の立っている部分も凹角上になっているんで、楽に登れます。
左よりにルートを取れば傾斜もあるので、楽しいかも知れません。
ザイルの扱いに四苦八苦してそれどころではなかったですけど。
そうそう先行パーティーがいると落氷が半端ないですね。
まあどこでも一緒ですけど。



Ａ：今年は氷結状態は良いみたいですね！久々のソロはどうでした？
Ｂ：いや～怖かったですね。何よりザイルの扱いが上手くいかなくて手間取りましたよ。
Ａ：ソロって危なくないんですか？
Ｂ：危ないですね。出来ればやらない方がいいんじゃないですかね。作業も煩雑ですし、体力も使うし、なにより精神的に疲れますよ。
Ａ：（…じゃあやるなよ）今回ヤバかったところは？
Ｂ：まずカモシカで普通に墜ちましたね。バイルで止まったから良かったけど、ちょっと嫌な汗が出ました。調子よく登っていたら、ザイルの繰り出し分がなくなって動けなくなって、ザイルを繰り出していたらズルッと足場が崩れましたよ。
Ａ：（コイツあほか）バイルが無かったら墜落ですね。では良かったところは？
Ｂ： ソロという事もあるけど集中して登れましたね。やはり足の扱いが雑な点が課題としてよく分かりました。

Ａ：ちなみに今季の目標は？
Ｂ：「唐沢幕岩　左方ルンゼ」 
Ａ：本日はお疲れ様でした（安全な山登りをしなよ～）。
 
・・・微妙だがまあ良しとしよう。
以上！ 

芦安 カモシカルンゼ

1/22       メンバー：一孝さん、あたる（記）、ザイアン

6時に京王八王子駅に集合、その後三名で芦安に向けて出発した。

芦安の林道にて一考さんの車がスタックしたため、林道の途中に駐車し、林道を歩く。

10:00トリコルネ着、しかし氷結状態が安定していなくスクリューが決まらなそう。

10:30カモシカルンゼ着、先行パーティーが登っているが氷結状態もそこそこで登れそうな感じ、

念のためと林道を進みマシラも偵察したが、こちらはトップロープでしか登りたくない位、氷が発達していないように感じました。

結局カモシカルンゼを登る事とし、林道を戻る。

まずはザイアン氏リード、傾斜の緩い下部をスクリュー3本で順調に抜け、4M程の80°部分もスクリュー2本で順調に抜ける。

カモシカルンゼF1は50Mザイルではギリギリ上部まで抜けることは難しいため、4M程の80°部を抜けた後、右側の立木から懸垂する事としました。

次にあたる、一孝さんもそれぞれリードしました。

今回は先行パーティーが複数居たため、2時間ほど取りつきでダラダラしていました。次回はもうちょっとガシガシ登るように頑張りたいです。

湯河原幕岩

2012年1月17日(火)

メンバー：安齋

 

平日の静かな湯河原へ行って参りました。

今回はルートではなく、ボルダリングです。トポを買ったので行きたくなってしまいました。

到着すると山の上の方は薄らと雪が着いており、さらに曇っていてなんだか寒々しい。

あったかクライミングを期待していましたが・・・。

 

トポを頼りに米粒岩へ。

散策路の脇に立派なボルダーが転がっていました。

●米粒岩

「アップ 8級」

まさにアップ。高さがあるので慎重に。

 

天候回復、春になりました。

 

「米粒 4級」

上の写真正面のスラブ中央。

細かい。離陸して次のホールドに届かない。

つま先がが痛くなったので次回に持ち越し。

 

●梅林ボルダー

ボルトルートがある岩。

「ガンバレ西村君 5級 ルートグレード 5.10b」

右端をカンテなしで登る。

出だしを解決すれば、あとは簡単。ただし、高さがあって怖い。

 

「アイアンメイデン （SD） 3級 ルートグレード 5.11a」

写真中央。今回狙っていた課題。カチをうまく拾っていくようだ。

3手目の右手で取りに行くカチが取れない。

トライを続け、かなり粘ったが結局取れず。宿題。

 

●貝殻岩

「石切師 6級」

写真中央のスラブ。スラブに乗り込んでしまえばいたって簡単。

四角い石切痕が5,6個縦に並んでいるが、何のために・・・？

 

気づけばいい時間になってきた。

とてもすべてのエリアを見て回れないので、次はどこにしようか。

ということで河原エリアの桜岩へ。

 

●桜岩

「カンテ （SD） 6級」

写真の左端のカンテ。

被っているが、しっかりとしたホールドで気持ち良く登れます。

 

「カンテ （SD） 4級」

写真中央のカンテ。

ムーブは分るがつながらない。

ヨレと指皮の枯渇ということにしておく。次回は1トライで登らないと。

 

バスの時間まであと5分ということでダッシュ。

 

なかなか成果があがりませんでしたが、

まだまだ見てもいないボルダーがたくさんあるので、是非また来たいものです。

 

グレーディングは御岳より辛めに感じましたが、どうなのでしょう。

 

 

南沢大滝

1/3
美濃戸0930南沢大滝1100美濃戸1600

メンバー：あたる（記）、ザイアンさん、ウィリーさん

今シーズン初アイスクライミングで南沢大滝を登りました。
まずは、あたるリード、左の凹状部分をリードする。氷は固く、スクリューもしっかり効くのでアックステンション無しでのリードを試みるが・・・垂直部で三個目のプロテクションを取るところで左手がパンプしたため、アックステンションをかけ、レストしてしまいました。その後は抜け口でプロテクションをとり、登りきりました。

次はザイアンさんがリード。安定した登りで着実に高度を稼ぎ、登りきる。

今回二度目のアイスクライミングのウィリーさんはトップロープでトライ。

二回目ならば、本当はもう少し傾斜のない滝でプロテクションの作り方を教えつつ、リードしてもらうのが理想的なのですが…一回目も二回目も両方垂直の滝ですいません。

 

反省点：

垂直の滝をアックステンション無しで登るためには、オブザベーション時にプロテクションをとる場所の検討をつけておく必要があると再確認しました。

アイスマスターの書籍によると、垂直部ではまず最初に一個スクリューを決めて、次は3m5m7mの高さでそれぞれ決めるとあるので、スタンスのとりやすい場所と高さの両方を考えて戦略をねる必要がありますね。

頭良くないので上手く出来るか分かりませんが、しっかりルートを見て戦略を立ててから登るように心がけます。

 

シャルレのモノポイント「ダート」も買ったので次回はもう少しうまく登れるはず！！かな？
 

芦安 上荒井沢 トリコルネ

２０１２年１月１５日

ＣＬ：盛山（記）、松澤、日置

【記録】
八王子７：００＝８：３０桃の木温泉＝９：００工事現場--（彷徨う）--１０：１５工事現場＝１０：３０河原--１１：００トリコルネ１４：５０--１５：１０河原 ＝１７：００八王子

【内容】
「間違えた～」・・・この事を本日、何度思った事か。
その一：違う沢に入ってんじゃん！ルート図ないし。
その二：ヌンチャクが取れん～
その三：朝の集合遅！ 
・・・まあまあいろいろ ありました。
結果的にはちゃんと登れたし、楽しめたからいいんだけど。
氷結状況はバッチリ、気持ちよく登れた。

当初は尾白沢の刃渡り沢に入る予定だったが、朝発に変更した事と、
氷結情報から上荒井沢に入ってみる事にした。
事前に林道が崩壊していると聞いていたので、ある間はガンガン走るぜと
桃の木温泉を越えて、ダートの林道を奥へ奥へと進む。
本当は温泉宿からちょっと行った広い河原に駐車して沢に入っていくんだけど。
まあ、当然奥に入れば林道は終点になりますわな、工事現場で終点になり、
そこから歩く事小一時間。
当然、氷瀑なんてありはしない。
車にガイド本を残置してしまった事を悔やみつつ、
車に戻りどうやらもっと手前ではないかと気づく。
確かに河原にクライマーらしき人の車があったぞ。
早速先程の車があった河原まで林道を飛ばす。
林道脇に駐車して、辺りを見回すと、それっぽい沢が左に入って行っているぞ！
入口部分は完全に林道が消失しており、ほぼ河原。
それっぽい沢に入ると林道跡があり、
堰堤を２つ超えたくらいですぐにトリコルネが現れる！
「おお～、近！」

いい感じに凍っている。
ここは譲れんと早速リードする。
シーズン初めかつ久々の登攀、シンドイ。
氷を攀じる楽しみに浸りながらも、あっという間に腕に力がなくなる。
抜け口まであと１０ｍ位まで近づいたが、力尽きテンション。
ここからが傾斜がきつくなり、難しい部分だ。
テンションした事で精神的に心が折れ、一度クライムダウン。

他のメンバーに譲るが、なかなか抜け口にたどり着かない。
さすがにシーズン初アイスでこの傾斜はきついようだ。

再びチャンスが周って来たので、トップロープで抜け口下８ｍ位のとこまで登る。
さて、ここからが勝負だ。
一気に登ってしまいたいところだが、支点セットの練習もかねて途中で１ピン取る。
けっこうキツイ。
ギアラックの取れる位置にヌンチャクがないのは痛恨のミスだった。
なんとかかんとか体を引きずりあげトップアウト。
やれやれ。

今回、動画を撮ってもらい自分の動きを確認したが、まだまだ無駄な動きが多かった。
もう少しフッキングをリード時に有効的に使えれば、スムーズに登れる気がする。
やっぱ怖いんで、どうしても打ち込みメインになってしまうんだよね～。

【写真】 

【年末年始山行】前穂北尾根

【日程】2011/12/29夜発〜2012/01/02

【メンバー】CL松さん、いっこうさん、鈴（記）

12/29 22:30東京発―02:30沢渡着　  久々の年末年始の本格的な冬期山行。松さん、いっこうさんもテンションが高い。高速を降りて所々道路がアイスバーンなっていそうなので、上高地線に入る手前のコンビニで車にチェーンを装着。ガタゴトガタゴト進む。沢渡到着してテント張り、早々に仮眠に入る。

12/30 釜トン06:40―上高地08:00―徳沢10:30―12:00慶応尾根取り付き―17:00 BP2450m地点　　　タクシーで釜トン入口まで行くと、山岳警備隊の詰所で数パーティが計画書を提出していた。前日に降雪があったとのことだが、徳沢までは雪も少なくトレースを歩くだけなのでほぼ夏道のコースタイム。新村橋を渡ってからうっすら残ってるトレースを辿って、途中慶応尾根を末端から取り付くトレースとお別れして、尾根の途中から藪漕ぎをラッセルしながら尾根に取り付く。慶応尾根上に乗るとトレースがしっかりあった。日が暮れ始めてきたので、八峰手前のコルで幕営。

12/31 BP地点07:00－07:30八峰－10:00六峰－12:30BP三・四のコル　　　BP地点から八峰のピークは目と鼻の先だった。厳冬期とは到底思えないくらい天気が良く、暖かい。トレースもばっちりあるので、さながらGWのよう。明日以降は天気が微妙なので、今日中に三峰核心を超えて山頂直下まで行きたい。全員そのつもりで意気投合して気合入りまくりだったので、三・四のコルまではノーロープで各々頑張る。ここに到着して初めて先行3パーティに遭遇。1パーティが核心を超えたところで、もう1パーティがちょうど1ピッチ目に取り付こうとしている。あと1パーティは何故か引き返していった。取り付こうとしているのが4人パーティで時間がかかりそうなので、休憩しながら見物する。1時間後、先行P全員がまだ1ピッチ目を登り終わっていない。2時間後、やっと2ピッチ目に取り付いている。順番待ちをしている間に日没になること必至だったので、今日中の核心越えは諦めて早々に幕営。15:30過ぎ、先行Pはやっと3ピッチ目を抜けるところだった。

1/1 BP地点06:30－10:30前穂山頂－12:30吊尾根－17:30 BP3100地点   予想通り天候は悪い。風が強く、昨日とは打って変わって寒い。視界は50m程度。山頂も吊尾根も、まるで何も見えない。昨日中に上部へ抜けられなかったことが悔やまれる。今日は終日辛い登攀になりそうなので、覚悟を決める。三峰登りの核心1ピッチ目はいっこうさんがリード。思っていたより難しく感じた。3、4ピッチ目は簡単なのでリードさせてもらう。三峰を超えた後は時間短縮のためノーザイルで行くが、山頂までは1ピッチの懸垂を含めストレニュアスな登攀が続いた。山頂からは何も見えない中、いっこうさんのルーファイでなんとか吊尾根に乗ることが出来た。吊尾根に乗ってからは強風とホワイトアウトの中、全然進まなくてもひたすら耐えながら前進するのみ。全員がもう動けなくなったところで小さな雪田を見つけ、ビバーク体制に入る。テントを設営してやっと落ち着いて時間を確認すると、19時近くになっていた。降雪と強風が雪を舞わせることも手伝い、あっという間に雪に埋もれるテントを、夜中に松さんといっこうさんが除雪してくれた。翌日行動出来るのか不安と寒さで、あまり眠れなかった。

1/2 BP08:30－09:00奥穂高岳山頂－10:00穂高岳山荘10:30－11:00涸沢岳山頂－14:00蒲田富士－17:00白出沢出合－18:00新穂高温泉　　　今日も天気は良くない。昨日は自分達の正確な現在地が分からなかったが、一登りするとすぐに山頂についた。肩の小屋までは道も知っているので、迷うことなく到着する。小屋で休憩を済ませ、今日中に新穂高温泉へ下りることにする。相変わらず視界が利かないので、途中何度か下降ルートを外しながら、なんとか無事に涸沢岳西尾根に乗れた。後はラッセルを交代しながらヘッテン残業の末、18時新穂高温泉に下山出来た。

久々の厳冬期の一大山行となった。無事に登れて、そして無事に降りてこられて良かった。一緒に登ってくれた松さん、いっこうさん、有難うございました。楽しかったです。

御岳

2012年1月13日(金)

メンバー：安齋

 

「山行」という程ではないですが、御岳にボルダリングに行ってきました。

写真無くてすみません。

 

のんびり昼過ぎに到着。

まずは、まだ登ったことの無い、中州ボルダーへ一直線。

到着遅くて時間が無いから飛ばしていきます。

はい、水没してました。

仕方ないので、次。

 

●丸こんにゃく岩

「カンテ 10級」

「7級」

アップ

 

「チョックマン 4級」

隣の岩との間、チムニー状。

難しくは感じないが、狭い。

 

「丸こんにゃく右 1級」

ダメもとで取付く。

カチで体を引き上げて離陸成功。

でも、そのあとの足の処理ができず。

敗退でしたが、好みの課題かも。

また来ます。

 

どこをやろう、と考えているうちに、

御岳のメインエリアをぐるっと一周。

結局いつも触るマミ岩。

 

●マミ岩

「マミ岩右 3級」

復習。スラブ好きです。

 

日が陰ってきたので、次。

 

●とけたソフトクリーム

平日でもいつも混んでいて、ほとんど触ったことが無かった。

「5級」

メイン？の面の中央くらいに位置する課題。

気持ちよく登れますが、この岩滑りますね。

このボルダーは足を正確に置く練習に良さそうです。

 

「凹角右 3級」

凹角外無しの限定かな？

限定でトライ。

スタンスが細かすぎて怖い。

6，7回落ちたが、

思い切って細かいスタンスにしっかり乗ってクリア。

たかが3級かもしれませんが、嬉しいです。

この感覚がたまりませんよね。ボルダーは。

 

気づけばいい時間になっているので撤収。

 

電車移動の時のマット、どうにかなりませんかね。

怪しい者ではありません。

しかも混んでると、汚いマットで人様の御召し物を汚しそうで恐ろしい。

雑巾持参で拭けばいいのか。

 

ボルダー、今年の必達目標 。

1級登る！（できれば忍者返し）

河又

2012年1月8日(日)

メンバー：齊藤さん、CL安齋（記）

 

名栗河又の岩場へ。

飯能駅からバスで向かい、9:00頃到着。

まだ、誰もいません。

「100岩場」によれば冬も暖かいということだったので、

混雑を予想したが、意外。

 

●コウモリ岩

「忍吉」 5.10a

まずはアップということで、安齋取付くが、

全然登れず・・・。

 

この間、続々と他のパーティがやってきて、賑わい出した。

どうやら、日が当たりだす時間を見計らって来ているようです。

 

「タコ」 5.11b

ダメダメな私に代わりアタルさんの番。

下部は忍吉と同じラインで、途中から左へ「タコ」の下をトラバースする。

OSはならなかったが、2便目ですんなりRP。

流石です。

↑「タコ」オブザベ中

 

上部のエリアへ移動、ハイキング気分で気持ちがいい。

 

●小泉エリア

「運河」 5.10d

他のルートの支点はRCCボルトだったので、

実質登られているのはこのルートだけ？

コルネが平行に2本上に伸びているところを直上。

アタルさん、あっさりOS！安定してます。

私はトップロープで、テンションかけながらのトップアウト。

まだまだですが、好ルートではないでしょうか。

↑上るのは写真の右

 

この後、一番奥の蛇岩まで行き、ロープを結んだが、

岩の表面が粉吹き状態で登れず。

再び、コウモリ岩まで降りました。

 

「忍吉98」 5.9

安齋、まさかのフォール。

酷過ぎます。

 

訳あってアタルさんがトレイルランをしている間に撤収準備し、

薄暮の中下山。

バス停近くていいですね。

10分くらいですかね。

 

実力の無さが露呈した一日でした。

 

自分に特に不足しているもの（の一部！）

・ムーブの発想力

・引き付け力（脚含む）

しっかり鍛えて行きます！