2013年9月27日(金)富士山トレーニング
CL 妹尾さん、松隈(記)
9月27日 25時大月駅集合ー河口湖移動、妹尾さん職場にて残業(松隈、妹尾車にて食事、仮眠)ー富士吉田口登山道馬返し駐車場ー4:15馬返し出発ー12:00山頂ー13:00剣が峰ー下山、駐車場着17:10
妹尾さんの富士山トレーニングに半ば押し気味にお願いして連れて来てもらった初の富士登山は0合目発の登りっぱなしの、まさにトレーニング!でした。
以前松澤さんに「ランディは修行の為に登ってるんだからね(笑)」
と言われてたので、とにかく迷惑かけないように頑張ろうと気合いを入れて臨んで興奮し、夜はほとんど眠れず…、ですが妹尾さんは連日の激務で私より更に寝ていないほぼ無休のスタート。
ヘッデン点けて林道を喋りながら進み、4合目辺りで真っ赤な御来光を横目にさくさくと歩き続けていきます。
妹尾さんは、冬富士の登山道や、風の強い時の大変さなど今まで何度も登ってて経験した富士山の姿を景色の思い出すまま色々と話してくれ、私は今日は風が無く、天気も良好、気温も調度良い絶好の日和であるに違いないと感じました。
よい天気、朝の吉田口登山道。
登っている間ずっと、とにかくマメに水分を摂る事、意識して呼吸をする事(特に吐く事を)アドバイスして頂き
順調に進んでいましたが、6合目過ぎた辺りから猛烈に眠くなり、歩きながらウトウトしてくるようになって来てしまい、初めて歩きながら意識が遠のきました。
幸いなことに妹尾さんも眠かったみたいで、道の脇で休憩を取りそのまま二人とも熟睡。
よく眠れました。登山道。本当に眠いときは寝れるんだなあと実感。
目が覚めたらすごくスッキリしていて、山で熟睡出来たことに今までに無い満足感も感じつつ、
再び元気で歩くことができました。
山中湖くっきり見えます。
沢山の山小屋や鳥居があるのでとりあえずそれを目標に登るのですが、何か予想より遠い…。
大体あそこまで40分くらいかな、と今までの感覚でたかをくくっていると、
あれ、なんか…、まだある…。を八合目からは繰り返していました。
妹尾さんが察してくれたらしく、「近くに思えるでしょう、でもがっかりするんですよ。」
標高差にして2200m以上を一気に登り続ける山もそうそうないと聞かされ、納得。
水分補給と呼吸、適度な休憩を促されひたすら登り続けてやっとお鉢の見える手前まで来ると、おもむろに先を譲ってくれ、ああ、もうすぐなんだなとわかりました。
まつど岳人の人達はいつもそう。
山頂近くなると普通に皆先に行けと後輩に先頭を行かせるから。
山頂には大きなまだ新しい狛犬が鎮座しており、想像してたより立派で、夏は本当に沢山の人で賑わっているのでしょうね。
休憩後、本当の頂上である剣が峰へ。火口を見ながら、冬のクライミングルートになる場所や、ツエルトでビバークするならここが良い、と指差して教えて貰いながら3776メートルを目指します。
アップダウンはそんなないのですが地味にきつかったかも。
でも妹尾さんのケアのおかげで高度障害もないし、元気に無事山頂に着けました!
水分と深呼吸、大事ですね。
ただ始めから水分をやたらに摂ってしまい、水がなくなり途中から水を分けてもらい飲む始末。2ℓ以上あっても良かったと反省。
下山は須走の方へ下り、6合目辺りから左の分岐で吉田口に戻るルートでしたが、雲で視界が悪くなり少し不安になりましたが、ザラザラと滑る斜面に足を取られないよう、黙々と集中。
足の中が砂だらけ。
下山する時に妹尾さんが膝にくるからと、私のザックを背負ってくれ、戸惑ってしまい大丈夫ですからと返してもらったのですが、長い長い下山後に帰って家の階段を下りた時に、よーく意味がわかりました。
山頂で妹尾さんと会話したおじさんが、初めての富士山で馬返しから連れて来るなんて聞いた事が無いと言われてるのを見て、その時は笑って聞いてましたが
時間が経つにつれありがたいな、来れて本当に良かったと思います。
コメント
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