小川山5月27~28日(土)
メンバー:U澤(CL)、F川(記)
26日夜発~塩川ダム駐車場にて車中泊
27日5:30 目が覚めたので小川山に移動
ダムからは信州峠を通って45分程で到着
5月27日(日)
天気は良好。
駐車場にはたくさんの車。
テン場にはたくさんのテント。
のんびり準備をし8:00頃行動開始。
今回の目的は「ウスノロマン!6P 10d」
ロクスノで見て登りたい!と思い来てみた。
20年以上前に拓かれたクラシックルートの一つ。
トポのグレードだけ見てフリーで何とかなるかな?と軽い気持ちで決めた。。。
が、そんなに甘くなかった。。。
細かいところは後で書くことにして。
アプローチはビクターのある八幡沢をグイグイ登り、30分くらい行ったところから左に詰める。
今後行きたい人の為に補足しますと、
途中支沢(?)がいくつかありますがそれに惑わされず、ずーーっと真っ直ぐ行ってください。
それまで登っていったガレ沢のまま左に曲がっていくところが正解です。
左に折れてから15分くらいで取付きに到着。
意外と素直なアプローチで45分で到着。
準備をし9:30登攀開始!
1P 5.10b U澤L
RCCボルトが数本。
長くはないが早くも苦戦。。。
フリクションは良いのだがうまく足が置けずなかなか進めない。。。
結局早くもA0を交えつつ何とかビレイ点に。
F川もフォローながら想像との違いに不安を抱く。
2P 5.10d 5.10a F川L
本ルートの核心ピッチ!と書いてある。
出だしはロクスノなどに書いてある通り、 テラスの端まで行きそこからメインウォールに倒れこむように取付く!
1mちょっと離れてて、下は数m何もない。
個人的にはこの倒れこみ自体はそんなに怖くなく取付くことができた。
問題はその後だった。。。
メインウォールに移った後、
レイバック数手でガバを掴めるのだが、
ガバからの一手が出ない。。。
次のボルトも遠いしこのガバに立ちこむしかない(?)
テンションを数回繰り返す。
意を決して右足を大きく上げボルダームーブ全開でバランスを取りながら左足をガバに、
という感じで何とかこのピッチの核心と思われる部分を抜ける。
ここで相当時間を喰ってしまった。
頑張りすぎてビレイ点までのその後のスラブの記憶があまりない、
ここも決して楽ではなかった。
フォローU澤は諦めが良く、
ゴボー、A0を駆使しスルスルと登ってきた。
3P 5.7 5.9+ U澤L
2P目終了点から樹林帯を10m弱歩いたところに3P目取付きはある。
やっとここにきて最近私達の間で流行っているクラック。
最初の5.7は取付きから右側に一旦出る。
ボルトはなくランナウトするが、
ガバが続き難しくない。
そしてイトウコーナー5.9+
ここからやっとカムをしっかり使っていく。
若干ワイド気味のコーナークラック。
過去に登られた方々のブログなどによるとここはそんなに難しくなかったようなことが書かれいた。。。
結論から言いますと、
まだまだショートルートとかでクラックの練習しなきゃダメだということ。
あらゆる手を駆使し何とかトップアウトはしたが全然ジャミングなどうまくきめられなかった。
とりあえず抜けられて良かった。。。(- -;)
4P 5.10a 5.10b F川L
次は左上していくアカツカクラック。
ここでも納得のいく登りはできず、
テンションを交えつつクラックパートを抜ける。
クラックの先にあるガバから右へダイクをトラバースするところもなかなか高度感があった。
トラバースの後スラブでハイステップ。
もう心が折れかけてます。。。
正直F川は寒さもあってここで下降しても。。。
と思っていたのだがU澤隊長の励ましもあり残りの2Pへ。
5P Ⅲ U澤L
20m弱のダイクトラバース。
最初の数mは緊張感あるトラバースだが、
それ以降は安定しており問題なし。
6P 5.10a U澤L
順番的にはF川Lの番だが、心が折れかかっているためU澤隊長が連登!
最終ピッチは洞窟の右側を登る。
取付きからはキレイなペツルボルトが見えるが、
おそらくこれは宇宙(くうてん)のものなのでお間違いなく。
これまで同様RCCボルトを辿ります。
このピッチの核心は最初のガバからスラブ上へマントルを返すところ、だと思う。
ボルダーチックにムーブをこなせばあとは問題なし。
唯一ノーテンで抜けられたような。。。
そんなこんなでなんとか頂上に到着!!!
景色は最高で、金峰山荘も見えます。
下降はトポ通りで分かりやすく、
ルートより左側を3回の下降で降りたあと、ちょっと歩いて取付きに戻りました。
何はともあれ大きな怪我もなく何とか上まで行けたということで良しとしましょう(- -;)
6時間もかかってしまったが。。。
U澤隊長は満足気であったが、
F川はせめてA0なしでいけるよう修行積んでリベンジすることを誓い下山。
下山はガレ沢をずーーっと下るためなかなか神経を使う。
登りより時間がかかった。
一時間ほどでテン場へ。
ナナーズへ買い出しに行きこの日は終了。
夜はポツポツと雨が降り出し明日への不安を抱えつつ22時頃就寝zzz
5月28日(月)
昨夜の雨も上がり快晴。
暑さと明るさの為8:30頃のんびり起床。
朝食を済ませ今日は昨日の反省も踏まえクラックの練習へ!!!
ということで妹岩へ行くことに。
アップということで隣のマラ岩の5.8。
その後クライミング講習会で賑わっているカサブランカを眺めつつ、 一先ずトップロープの張っていない「愛情物語」5.8でクラックのアップ。
二人とも無事マスターで登る。
昨日のルートのこのくらいだったら快適だったのに、、、
と言いながら登っていると遠くから雷鳴が。。。
音はまだ遠く、少し北の方を通り過ぎるかなぁと思っていたが、
雲行きが怪しくなってくる。
ついでに寒くなってきた。
こっちに来ると判断し早急に下山準備!!
歩き出したころポツポツと降り出しテン場に着くころには雹が降ってた。。。
一時間もしないうちに通り過ぎまた快晴となったが、
岩も濡れてるし今日は撤収。
ちょっとでも登れて良かった。
てことで小川山から渋滞にもそんなに捕まらず3時間程で帰宅。
イロイロと打ちのめされた二日間でしたが、良い経験になりました。
以上
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