2010年5月29日 日帰り
メンバー:CL妹尾、井出(以上、まつど岳人)、
U西、S石、K玉、N沢(以上、早大アルコウ会)
妹尾の勤務先に来ている学生バイトのN沢サンには、以前から
クライミングやってみたい、と話を受けていて『いつか連れていく』とか
なんとか言ってたが、いつまでたっても連れて行かないと
ウソツキ呼ばわりされそうなので(笑)、この土曜に約束を果たした。
29日 6:30西武池袋・小手指駅~8:00西武池袋・石神井公園駅
~9:45駐車場~10:00黒岩基部~16:30駐車場
~19:30西武池袋・小手指駅
今回のメンバーはN沢サンの所属する登山サークル”早大アルコウ会”の
メンバー4人に、妹尾とアシスタントを頼んだチョビ。前日までは三ツ峠の
予定だったが、前日夕方に予報が雨に変わる。関東北部はまだ
マシ、という感じだったので、何度か来ていて初心者にも手ごろな
ルートがある群馬・黒岩に決定。
前日にレンタカーを借りて、小手指駅で学生3人、小平でチョビを
ピックアップ、石神井公園駅でU西サンをピックアップ。
なんとU西サンは前日までの1週間、文登研の研修で剣岳に
行っており、前夜に夜行バスで富山発。今朝早朝に東京駅について
そのまま合流という、いまどき感心するぐらいの情熱的な山オンナ。
前夜に『今夜富山を出発します・・・』というくだりのメールを読んで、
”ああ、明日はキャンセルね。”と思ったが、その文面には
『ドコの岩場ですか?ドコの駅に行けばよいですか?』と、
行く気マンマン。ゴリッパ、こんなコには是非登ってもらいたい。
他のメンバーも素直で良いコばかりで、責任重大な気配。
しかし、前橋IC付近は霧雨を強くしたような雨が降り、車内は重い
雰囲気。う~ん、榛名湖でも観光して温泉はいるか、群馬のクライミング
ジムにでも行くか?と撤退後のスケジュールを考えながら、とりあえず
岩場へ。しかし、意外にも学生の情熱とチョビの普段の行いがよいせいか
岩場に近づくにつれ、道路は乾いていく感じ。岩場に着くと
先着パーティーが2組?くらい。岩場もなんとか濡れてなく、ガッツポーズ(笑)。
ハーネス、メットなどつけてもらい、全員を妹尾・井出でチェック。
いつもとは違う、”連れて行く”という緊張感。事故は許されない。
まずは練習岩で3級+?ぐらいのルートを妹尾リードでトップロープを張り、
登ってもらう。上部でややスタンスが細かくなり、みんな苦労しつつも
楽しそうに登ってくれている。最後にチョビが回収に登るので、その時の
チョビのムーヴを見てもらう。学生メンバーの女の子2人には、妹尾のそれより
参考になるだろう。
続いて、移動し西稜(Ⅳ級)を同様にトップロープで登ってもらう。
出だしの4mぐらいが核心で、リーチ・パワーのない女の子2人はちょいと
苦労するも、気合で完登。肌寒い天気なのでラーメンでも皆で食べつつ
したから皆で応援。
最後に、ピラミッドフェースのⅢ級くらいのルートを登ってもらう。
妹尾はバックロープにユマーリングして上部から彼らの登りを撮影。
最初に比べて見違えるほどスイスイ登る。みんな飲み込みが早い。
最後はもうちょっと難しいルートでもよかったかな?
結局、肌寒くも1日なんとか天気が持ってくれてよかった。
帰りの車中で学生4人は爆睡。連れてきた甲斐のある寝顔でした(笑)。
ただ、妹尾もいつもと違う緊張感で1日疲れたせいか、運転がヤバかッた。
しかも7人乗りと、我がパジェロミニとはかなり勝手が違う。助手席の
チョビには怖い思いさせましたね。反省反省。
でもなんとか奇跡的に無事故で帰還。帰宅後、異様に疲れを実感した次第で
ありました苦笑。
**************************総括*************************
いつも、新人が(部外の初心者)きても大抵は玉坂サン達や盛山サン達に
任せっぱなしで、基本的に付きっ切りで初心者を連れいくのは初めて。
4人と人数が多いものの、シングルピッチでトップロープだし、チョビという
力強いパートナーもいる。
しかしながら、実際やるとやっぱり不安だしいつもとは全然違う緊張感が
あり、リーダーとしては若干ほろ苦い山行でした。まだまだ初心者を
連れて行くには未熟ですね。やってるときはリラックスして冷静にやってる
つもりでもどこか気負ってるな・・・と。
今回、学生に女の子がいるので、ムサい男だけの指導よりやわらかい
雰囲気のチョビがいてくれて本当に助かりました。チョビサンクス。
久しぶりの山行で、出発前にちゃんと不安だと言ってくれましたが、
妹尾から見れば全然問題ありません。チョビはチョビ、しっかり登れてます。
折角の休みに学生の世話させてしまい申し訳なかったですが、
次に休みが取れたときはご希望の場所へ行きますゼイ、宜しく。