6月7日 日置 森
西沢渓谷駐車場10:00―ホラの貝ゴルジュ入口12:00―西沢渓谷入口14:00
もともと富士山に行くつもりだったのだけれど、切符を予約しようと電話するとチャリンコレースでバスは動かないって。天気がいいのにどこも行かないのはもったいない、最近やる気満々のゴルゴ隊員を誘ってホラの貝ゴルジュに行くことにした。
塩山駅で待ち合わせてゴルゴカーで移動。いい天気だ、これこそゴルジュ日和じゃないか(と思った)。早速装備を整えて沢に入ると、あら結構冷たいじゃない、ああ、むふむふ、ふうん。水量も少なくはないようだが気合を入れて前進。胸までつかり、途中何度か泳ぎをまじえるが、ゴルゴ隊員が常にトップで突っ込んでくれるので助かる。私は後ろで彼の雄姿を眺め、突破できるとわかってから心臓麻痺を起こさないようゆっくりと水の中に入っていけばよいのだ。この男もなかなか役に立つ。
すっかり体が冷えたところでホラの貝ゴルジュに到着。両側ともぐにょぐにょの壁、水は相変わらずどばどばで流れも速い。やっぱりゴルゴ隊員が先に突入。途中右岸で頑張るが上陸できず、更に泳いで前に進もうとするがあっけなく流されてきた。恐る恐る俺も行かなきゃ駄目かなとお伺いすると、当然でしょうと言われてしまった。そろそろと水に入り、えいやあと泳ぐも、水が冷たすぎてパワーが出ない、一瞬で押し戻されてしまった。精神主義のはかなさを感じる。つべたいよお、さむいよお、つべたいよお、さぶいよおと弱弱しく叫びながら暫く倒れこんでしまった。ゴルゴ隊員にあと何回泳げるかと聞いたら二回くらいと言っていた。さすがの健康優良児も冷えているようだ。
少し休んだ後でゴルゴ隊員再び挑戦。急な流れに押されながらも何とか上陸に成功。おお、やるじゃねえか、俺は引っ張ってもらえば良いやと完全人任せ、ロープを握り締めて後に続く。上陸して先の滝を見ると、でっかいお釜に水がどばどば落ちているではないか。止め、ここまで、帰ろうと男らしく諦めたが、帰りも当然泳がなければならない。完全に冷え切った体が水に入ることを拒んでいるのだが、ゴルゴ隊員は罵声を浴びせてくるし、ここで一生を送るわけにも行かないのでまた水の中へ戻っていった。
明日は天気が良いからゴルジュに泳ぎに行こうなんて言ったのはどこのどいつだ、全くひどい目にあっちまったぜ。完全にマナーモードに設定された体は暫く動かなかったが、回復してきたところで下山した。駐車場まで戻るとさっきまで震えていたのが嘘のように暑い。暑くなると何だか帰ってきたのが悔しくなる。八月にまた来よう、絶対に攻略してやるのだと言って車に乗った。
ゴルジュ敗退してゴルゴと名乗るのも情けないな、、、、、今回あれだけ流れのあるゴルジュを泳ぐのは初めてだったのですが、難しいですなぁ.それでもバタ足、ハンマーを駆使しての泳ぎのコツは覚えたぜ.またどっかゴルジュに行きたいな.もちろん八月には法螺の貝落とすぜ!
3ヶ月後には高黎貢山だし、長い沢を一本は行っときたいですね.
ちなみに今回は前日安値で手に入れたファイントラックの旧モデルジップネックを来たのだが、なかなか良いですのぉ.あれがなければかなり厳しかったろう(それでもかなり寒かったが).
投稿情報: ゴルゴ | 2009/06/09 21:09