2009年6月7日(日) 日帰り
メンバー:妹尾(記)、盛山、井出
木~金にかけて天気予報が二転三転・・・久しぶりのチョビが来るんで
ジムじゃなくてなるだけ外岩へ行きたく、以前から盛山サンオススメの
奥多摩・天王岩へ。
JR武蔵五日市駅8:30~天王岩9:00
~曾利郷橋バス停17:00~17:30JR武蔵五日市駅
前日の雨から一転、快晴で日差しが暑い中でJR武蔵五日市駅に集合。
今日は都合で午前中のみ参加の盛山サンに車で拾ってもらう・・・が・・・。
松サンが来ない。おかしいな?遅れても必ず連絡くれる松サンと
連絡がつかない・・・。連絡がつかない以上、申し訳ないが先に岩場へ向かった。
計画書にはバス停まで記してあるし、松サンなら大丈夫だろうと・・。
9時過ぎに岩場に到着。好天もあって既に数パーティーで混雑している。
上の岩場の混雑が酷いので、とりあえず下の岩場へ。
前日の雨のせいで、陽の当たらない面は湿りっぽい。
とりあえずウォーミングアップに『ちいせみ(5.8)』を妹尾リードでOS。
続いてチョビがTr。ホールド・スタンスの湿り具合で1グレードくらい上?
まあそのおかげで、特に丁寧な足の置き方が必要なのでそれはそれでGOOD。
盛山サンは『サンコウチョウ(5.10a)』をOS、チョビがTr。最後にある核心の凹角は
足を開いて傾斜を殺すといいが、リーチ等の体格差で若干難度が変わる?
チョビも奮闘の末トップアウト。最後に妹尾がフラッシュ。
隣のルートに面白そうなのがあったが、混んでいたんで上の岩場へ。
『蝉時雨(5.10b)』を妹尾OS。この付近は隣のルートとの間隔が狭く、
どうも出だしに右のカンテ沿いに登って、核心を通り過ぎた?体感5.9+、
盛山サン・チョビがTr。
そろそろ昼前で、盛山サンが帰る前に本気トライしたくて
『ミンミン(5.10d)』に取付く。いきなりカブッたルートなので、プリクリップ用に誰かが
作った木の枝でプリクリップ。さあ、いざトライ・・・といった時、
地元?のクライマーの方が『違うルートのボルトにクリップしてるよ。』と一言。
そう、オマヌケにも妹尾は隣の『亀の子束子(5.10a)』の一本目にクリップしていた。
仕方なく、『亀の子~』に取付くが、先ほどの方がさらに
「(そのルート)はじめて?10aと思わないほうがいいよ笑」と不気味な一言・・・。
まったくその通り。1ピン目上からがスタンスもなくレイバック気味に悪い手が3手ほど続く。
そのあと核心ムーブはハング上で足元が切れ落ち高度感の中でこなす。
その後の垂壁はそこそこのカチが続くが、10aしてはややボルト間隔が遠い。
結局、出だしでテンションをかけてしまい、情けない2テン・・・。
ここで盛山サンは撤退。夕方から出張だそうでお疲れ様でゴわす。
続いてチョビがTrでトライ。やはり久しぶりなので、核心ムーブがこなせず敗退。
妹尾がもう一度Trで終了点を片付け(勿論ノーテンで)、昼ごはんタイム。
ふと携帯を見ると松サンからメール。「ゴメン、すっかり忘れてました・・・。」
いろいろ諸事情で大変なようでお疲れ様です、松サン。
ここからはチョビと妹尾の二人のみなので、妹尾の危なっかしい本気リードの
ビレイをチョビにさせるわけにもいくまい、ということで簡単なルートをなるだけ
たくさんTrでチョビに登ってもらうことにする。
下の岩場で『ヒトリシズカ(5.8)』、『小便小僧(5.8+)』、『つゆしらず(5.9)』を
立て続けに妹尾リード→チョビTrの順番で登ってもらう。
『ヒトリ~』、『小便~』はこの時間になっても岩が完全に乾いてなくて
グレードの割に緊張する。その分やはり『ちいせみ~』同様、
丁寧なクライミングを必要とするので、チョビには勿論妹尾にもいい勉強になった。
『つゆしらず~』は2ピン目からが核心で、スタンスを丁寧に拾う必要があり、
垂壁のムーブが身に付く初心者にはなかなかいいルートだと思う。
そろそろ16時を過ぎ、最後にフリーらしい5.9のルートが上の岩場にあったが、
相変わらず大混雑で、どうも順番待ちしている間に時間切れになりそうだったので
しかたなく、久しぶりのチョビにクラックも味わってもらおうと『コーナークラック(5.7)』へ。
バスの時間まであと40分ぐらいだったので、妹尾がリードを5分で片付け(笑)
チョビにじっくり登ってもらう。
このルートの隣で11bのルートをトライしている男女ペアはさっき、僕らの後に
『亀の子~』にトライしていたペアで、それを見る限り年齢も実力もこちらと良く似てるなと
感じたペアだった。女の子の方はビレーが少したどたどしいようにも見えたが、
グリグリ使っていたので、大事故にはならないだろう。
なんとなく親近感を感じて声援を送ると笑顔で返してくれた。アレを見ていると、
新人と二人だけの時は、新人にオートブロックのビレイデバイスを使わせれば
先輩も本気リードできるのかなと思いました。(ロープの繰り出しにやや難があるケド・・)
一応断っておきますが、こう書くとまるで妹尾が本気リードできないのはチョビのせい
みたいに解釈されるかもしれないですけど、そんなことは断じてありませんヨ、決して。
妹尾にもっと難しいルートを登る技術があれば、チョビと組んでも全然問題ないわけで。
今回、チョビの技術を確認しましたが危ない所は皆無です、保証します。
皆様ご安心クダサイ。
バス出発前15分で本日のクライミング終了。やっぱり若手なんだから
”今日はもういいや”なんて余裕でバスを待つより、ガツガツ登ってギリギリで
バス停まで走る、みたいな感じが僕らには似合う(と思う、個人的には)。
そういう意味で今日は盛山サンもだが、チョビには1日妹尾に付き合って頂き感謝感謝。
それなのに妹尾は今回、あまり成果が挙げられずチョビには申し訳なかとです。
それにしても今まで山行に行くのはほとんど先輩と行ってたワケで、
後輩と行っても大抵、他の先輩が後輩の面倒見てたワケで、
こんなふうに後輩に対して自分が積極的に関わらないといけない山行は初めてなワケで。
今回、自分はちゃんと「センパイ」できただろうか?もっとうまく楽しく登ってもらうことは
できたはずなんでは?と思うワケで。
帰り際に、「フリーって楽しいですね。」と云ってくれたことが
たとえ先輩への気遣いの一言であっても、せめてもの救いなワケで。
これからチョビやスルメにもまあ先輩面することは多々あると思います。
でもその為には、『常に』彼らよりフリーの技術も本チャンの経験もヤマに対する情熱も
すべての面で2歩も3歩も前に行っていなくてはならないワケで。
今山行で初めて”追われる"プレッシャーと喜びを感じましたよ(苦笑)。
でもそんなプレッシャーなら大歓迎です!後輩諸君、受けて立とう!
妹尾をブチ抜こうと本気でたくらんでいるフトドキな後輩を求めます。そんな切磋琢磨が
岳人をより高みに昇華させるんですよ、きっと。待ってるゼイ!
JR武蔵五日市駅でチョビとささやかに乾杯。この一杯がイイネ。
ビールを飲んで一言。
『先輩のみなさま、油断してるとワタクシがあっという間にぶち抜きますわよ♥』
By チョビン(笑)
うかうかしてられませんゼィ・・・みなさま。
頑張れよ、先輩!
昔、「星の子チョビン」というアニメをやってたけど、強そうじゃなかったぞ(笑)。
チョビも髪伸びたねぇ。
投稿情報: 管理人-鶴多郎 | 2009/06/10 09:11
楽しく見せてもらいました
いのうえすすむ
投稿情報: 井上進 | 2009/06/13 07:29
井上様、
コメントありがとうございます。
まだまだ未熟至極ですが、
一生懸命精進しておりますので、
これに懲りず駄報告をご笑覧下さい。
よろしくお願いいたします。
投稿情報: 妹尾 佳明 | 2009/06/13 14:16