2007/10/7 CL:盛山(記)、斎藤
行程
桂沢林道ゲート6:30-産女橋(入渓点)9:00―大滝11:00-二俣14:00-
笊森避難小屋近く15:00―17:00桂沢林道ゲート
記録
何故か、東京に転勤になってから、東北の沢へ。
行き残した「産女川」。山は逃げると言うことで、無理して遠出をする事に。
沢は久々だな~、一人で行って堕ちて以来です。
はっきり言って、恐怖感が抜け切っておりません。
リハビリの意味も込めての沢登りです。
入渓点、相変わらず東北の沢は綺麗だ。
ナメっぽい沢をトコトコ歩くとすぐに滝が出てくる。5mのF1だ。
先行パーティーが登っている。なかなか腕前の様子。
ちょっと困った顔をしていたら、
「ザイル使います?」
と優しい言葉。
物凄い心が揺れたが、
「いえ、自分で登ります」
と我々もザイルを出して取り付く。
そんな難しくないが、ランナーがないのは嫌な感じだ。
ハーケン打ちさらに岩角で取り、安全第一に進む。
次の滝もすぐ現れ、パッと見た目、スラブ滝。
先行パーティー登っているがどこ登ってんだよ。
つるつるじゃないかとビビッて近づくと
一応スタンス、ホールドがある。
すごいバランシーな感じですね。
ここも残置はなし。
東北の沢は基本的に残置は期待しない方が良い場所である。
右脇にクラックが走っていたので、カムを使用し、ランナーにした。
そうこうと滝と戯れている間に、
あっという間に大滝についてしまった。
ここは8m、8m、20m3段の滝だ。
下部二段はなんとか登るが、最後は、ちょっと無理。
先行パーティーも困っていた。
15mくらいランナウトしてんじゃん。
そこでそのムーブかい!って動きをしているよ。
途中の微妙なブッシュしかランナーは取れそうもないし、
あまりにも怖すぎるので、大人しく巻く事に。
結構な高巻きになり、なかなか沢に戻れなかったが、
かなりショートカットしたようだ。
産女は下部に難しい滝が集中しており、大滝を抜けてしまえば、
残りは大した滝もなく、ナメ沢を歩ける。
最後は草原の中のナメ沢で非常に気持ちが良い。
周囲も紅葉が始まっており、夏の終わりを感じる綺麗な景色だ。
天気も悪くなってきて、途中で飽きてしまった我々は小屋まで行かず、
草原を突っ切って登山道へという強行策に出てしまった。
(おそらく小屋まで沢を詰めていった方がよっぽど楽だったのであろう。)
始めは草原を気分よく歩いていたが、途中から藪の強敵が。
さすが東北。結構苦労した。
しかも一度登山道を沢を間違え通過してしまい崖まで行ってしまった。
そんなこんなでなんとか登山道にのり、下山しました。
さすが東北の沢は綺麗だ。
ナメが多く、非常に明るい沢が多い。
残置もほとんどなく、沢登り本来の楽しみ方ができるのが、良いところです。
今回は若干刺激が強すぎたかな・・・。
俺も山に行きたい。
投稿情報: 紅軍戦士。 | 2007/11/24 12:50