12月29日~1月2日 CL:齊藤 SL:松沢
12月29日 8:00 新宿高速バスターミナル=13:00信濃大町駅―14:30七倉~15:30高瀬ダム~16:30名無小屋 (高速バス¥3,990.タクシー約¥3,000)
12月30日 6:00名無小屋~10:00湯俣~14:00千天出合~17:00 P2取付
12月31日 6:00 P2取付~13:00北鎌のコル~16:00独標手前
1月1日 6:00独標手前~9:00独標~12:00P15~13:00北鎌平~16:30槍ヶ岳ピーク~17:00肩の小屋
1月2日 6:30肩の小屋~8:00大喰岳ピーク~大喰岳西尾根~9:00槍沢~10:00槍平~13:00新穂高
12月29日(金)8:00 新宿高速バスターミナル=13:00信濃大町駅―14:30七倉~15:30高瀬ダム~16:30名無小屋
天気は快晴。待ちに待った北鎌尾根、正月山行で行くのが夢であった。何とか学生のうちに冬期の北鎌尾根を落としに行こう。朝7:30新宿高速バスターミナルに集合した。予約していた京王高速バス、片道¥3,990で信濃大町まで行ける。正月は首都圏から地方への帰省の高速バス利用客が多いため、早めの予約が必要である。信濃大町駅からはタクシーで七倉手前のゲートまで行く。深夜料金がかからない限り約3,000円という所である。
ゲートでは先にタクシーで到着した4人パーティがいた。彼らとは高瀬ダムまで着かず離れず歩いたが、我等が先行したその後は二度と行動中に会う事が無かった。高瀬ダムの少し先まで単調な林道歩きが続く。
その後、登山道に入り、30分程で名無小屋に着く。名無小屋は、小屋内で焚火ストーブがあり暖かく、畳の寝床に最大8人は雑魚寝出来そうな、快適な小屋である。小屋の中に入ると愛媛の山岳会の方々が5人寝ていた。彼らに寝る場所を開けていただき、就寝。
12月30日(土)6:00名無小屋~10:00湯俣~14:00千天出合~17:00 P2取付
天気は快晴。名無小屋を出発した。終始トレースがあったため快適に行けた。湯俣から少し行くと、登山道を外れる。と大きな河の流れが行く手を遮る。いきなりの渡渉か??と思いきや、高巻きのトレースがありました。トレースが無い事を想定すると、渡渉を出来るだけ少ない回数に抑えるには、かなりルートファインディングの時間が掛かるものと思います。いき詰まったら、高巻き出来ないかをお試しになる事をお勧めします。千天出合までに4回程の大小の渡渉をした。北鎌の渡渉の準備として1、大きなビニール袋を両足分用意する事 2、小さい渡渉ではアイゼンを履くのが有効(滑り止めと嵩増しのため が考えられる。
千天出合に着いたのは14:00であり、尾根を登り始めるか悩むが、協議の結果行ける所まで行く事とした。ここからP2取付までは幕営場所は無い。1ピッチロープを出したが、その箇所以外はただの急登である。
幕営場所のP2取付であるが、三人用テント三張りしか張れないような情報があるが、実際5張りはいけると推察される。今回私たちの後ろを進んでいた愛媛の山岳会の5人は、先行パーティが3人・4人・3人の3パーティであるという事を知り、千天出合まで引き返していった。しかしP2取付で空いていた幕営適地を見る限り、彼らも幕営出来たと思われる。つまりP2取付はかなり広いという事である。
12月31日(日)6:00P2取付~13:00北鎌のコル~16:00独標手前
快晴。終日トレースを行く、特にロープを出す事も無かった。独標手前のコルで幕営した。独標手前には何箇所か幕営場所があった。
1月1日(月)6:00独標手前~9:00独標~12:00P15~13:00北鎌平~16:30槍ヶ岳
ピーク~17:00肩の小屋
明けましておめでとう。心の中で呟いて出発する。独標を越えて先に進むには、
直登ルートとトラバースルートがある。松ちゃんとの協議の結果、トラバースルー
トを進む事にする。最初のトラバースのみ、ザイルを出す事にする。そこから先は
ザイルを出さずに、独標を越える。独標を越えた後も何事も無く進む。P15ではザ
イルをだした。雪壁の登りで脹脛が疲労する。北鎌平で少し休む。しかし、次第に
風は強くなり、寒くなりだした。そして槍の登りが始まる。難易度的には難しくな
いが、ビレー中の待ち時間が寒くて厳しい。最後のチムニーを登ると、槍のピーク
に到着。下には肩の小屋が見える。肩の小屋の中でテントを張って幕営。
1月2日(火)6:30肩の小屋~8:00大喰岳ピーク~大喰岳西尾根~9:00槍沢~
10:00槍平~13:00新穂高
肩の小屋を出発。天気は吹雪視界悪し。ぶなの会の方が一番先に進んでいく。視界がきかないため、GPSを持っているぶなの会の方に着いていく事とする。彼らと共に大喰岳西尾根を下降する。槍平まで、彼らと共に行く。ありがとうございました。その後、新穂高まで一直線。帰りは新穂高から平湯温泉に路線バスで行く。そして平湯温泉から高速バスで新宿まで。
反省点:吹雪の中での行動を出来る読図能力や体力を着けるべきである事。
良かった点:食料は全てフリーズドライでとても軽量化できていて、行動がスムーズに出来た事。
遅ればせながら一読。途中退却かと思ったら完登とか。よくやった!
投稿情報: 詐話師 | 2007/01/23 11:37