9月10日 日置 盛山 安齋
ロープエー駅6:00くらいだっけ―中央稜末端9:00くらいのはず―一の倉沢出合16:30くらいだよね―ロープエー駅はたぶん18:00
まあ、だらだら登るのはいつものことだけど、ここまでだらだら全開は久しぶりじゃなかろうか。
当然のように寝坊、暑い、喉が乾いたと延々文句を言い続け、変形チムニーが中央稜に変わり、北稜下降が同ルート下降になってと堕落の限りを尽くしたけれど、取り付きで昼寝、下山とならなかっただけまだましか。
9月10日 日置 盛山 安齋
ロープエー駅6:00くらいだっけ―中央稜末端9:00くらいのはず―一の倉沢出合16:30くらいだよね―ロープエー駅はたぶん18:00
まあ、だらだら登るのはいつものことだけど、ここまでだらだら全開は久しぶりじゃなかろうか。
当然のように寝坊、暑い、喉が乾いたと延々文句を言い続け、変形チムニーが中央稜に変わり、北稜下降が同ルート下降になってと堕落の限りを尽くしたけれど、取り付きで昼寝、下山とならなかっただけまだましか。
8月28日 日置
玄倉9:00―入渓点10:30くらい―終了点12:30くらい―玄倉14:20
誰も相手をしてくれないので一人で出かけることにした。
一人で寂しいなと思っていたが、人気ルートで結構にぎわっている。
4、5パーティーはいたかな。
細かい事は忘れちまったけど、暑いから遠慮なくバシャバシャやってきたよ。
でも一人だとやっぱり簡単そうなところを登ってしまうな、もう少し突っ込んでもいいはずなんだけど、やっぱ怖いわ。
だけど近くに別のパーティーがいたりすると、見栄を張って登らなくてもいい滝を直登してみたりしたくもなるものだ。
見えないところでしっかりA0してるんだけどね。
丹沢にもこんなところあるんだみたいななかなかいかす谷でした。
登り方によってはそれなりに難しくもなるでしょう。
皆でわいわい行ったほうが楽しいだろうね。
8/12(金)~14(日) 前夜発2泊3日
メンバー:森(CL)・盛山・日置・松澤・入江(記)
8/11(木) 22:00八王子-2:00すぎ?扇沢
盛山さんの車に5人乗りこんで扇沢へ。駐車場にテントを出して仮眠。
8/12(金) 7:30扇沢-黒部湖-平ノ小屋-平ノ渡場-奥黒部ヒュッテ-入渓-16:00すぎ下ノ黒ビンガ手前砂地(泊)
朝イチのトロリーバスで黒部湖へ。お盆で一般観光客が非常に多い。沢と思われる人もちらり。
平坦な黒部湖沿いを3時間ほどで平ノ小屋へ。12時の渡しの船まで1時間の大休止。
そのあと2時間弱、梯子の多少アップダウンの道を行くと奥黒部ヒュッテに到着。
ゴルゴさんが登山計画書を出しつつ状況確認。小屋の主によると、行けるんじゃん、とのこと。水量は平水、ここ最近は軽い夕立程度の雨量のようで好条件である。
14時入渓。
いきなりの股上スクラム渡渉を強いられる。平水といっても水量は多く、冷たく、そして美しい。水の綺麗さは奥秩父とはやっぱり違う。
熊ノ沢で泊まるつもりだったが、順調に進んで下ノ黒ビンガ手前の砂地で野営。ここは快適だ。
初日で下ノ黒ビンガ突破できるんじゃない?と冗談半分に話していたが、あながちなくもない話だった。始発が6時半になる(週末のみ)トロリーバスに乗れれば十分可能である。
盛山さんと一考さんの釣った岩魚を添えて夕食&就寝。
13(土)7:00下ノ黒ビンガ手前-16:00立石(泊)
いきなり第一の核心、下ノ黒ビンガのゴルジュ帯に突入。
個人的にも一番厳しかったのがここ。左岸をへつり&懸垂下降し、そこから右岸へ。さらにすぐに渡り返す。
まずはゴルゴさんがトップで白く泡立つ激流にダイブ!狙い通りに途中の岩にしがみつくも…ヌルって掴めず流される。
次は松澤さんがトライ。別のポイントまでへつってジャンプ&泳ぎ!
今度は対岸へのしがみつきに成功!
次は自分が松澤さんに続く。ザックを背負ってジャンプ地点へ行くと…建物1階分は優にある。高いところ嫌いなんですけど…と本気でビビりつつも行かなければ先はない。何度か躊躇しつつ、ジャンプ。というか飛び降りただけ、に近かった。後はがむしゃらに泳ぐ。
おそらく相当に引っ張ってもらってなんとか対岸へ。顔をぶつけて血が出ていたが、自分では全く気付いていなかった。
その後もロープを使った厳しい渡渉とジャンプ1発&泳ぎで対岸へ渡るなどの痺れる状況が連続する。
途中自分も一度だけトップを担当。空身でずぶずぶと水に沈み途中からは泳ぎを交えて渡渉。難しい場所ではなかったはずだがかなり必死、あと5m長かったらギブっていたなというくらいに必死で渡渉。
全身水に浸かって、しかも曇っているので太陽の恩恵に与れず。皆次第に寒くて震えながら歩く。
途中の広河原で若干リラックスしつつ、後半はへつりが多くなってくる。
落ちたくないから慎重に、というのもあるがかなり疲れていたようで動きも緩慢になりつつ16時立石で野営。
逆から下降してきたパーティーと出会う。
14(日) 7:15立石-11:45薬師沢出合-太郎平小屋-17:30折立-富山駅-夜行列車-15(月)7:00上野
思ったよりここまでの進行が順調で、赤木沢まで行くなどのオプションプランが出たが、それには若干時間が足りなくて、最終的に予定より1日早く山を降りることとなる。
昨日会った下降してきたパーティーによると、ここから先に泳ぎはないらしい。
誰も朝イチからは泳ぎたくないので、すこし安心。本日もへつりを交えつつ進む。さずがの黒部川といえどもここまで上流まで来ると川幅も細く水も多少は少なくなってくるので前日ほどの激しいロープ渡渉はほとんどなかった。
立石奇岩を過ぎたあたりの大プールでは一考さん考案の泳ぎ大会。
自分とゴルゴさんはスルー。だってへつっても普通に通過できるんですもの…。
泳げないという前情報とは裏腹に泳ぎがうまかった一考さんがトップ。
晴れていて暑くなかったら絶対やらないだろうけど、本日泳ぎ日和なり。
そのあとは今までの厳しさや緊張感に代わりに、夏の北アらしい緑の山並みと緩やかな流れの爽快な沢が広がり気持ちがいい。
美しい自然を感じつつ、11:45薬師沢出合に到着。
これにて黒部・上ノ廊下遡行完了。
その後の折立までの5時間半の歩きはなかなかのアップダウンでだるい疲れたなどなど、皆で文句言いながらも何とか降りてタクシーで富山駅へ。
歴史を感じる(単に古いともいう)銭湯でさっぱりの後は居酒屋で海の幸満喫。
盛山さんは扇沢経由で実家へ行くためホテル泊、他4人は夜行列車・能登で帰京。
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平水とのことだったが、実際の水量はやや少なかったように思う。それでも下流やゴルジュはかなりの水流なので、増水したら相当悪くなることは間違いない。
皆に助けられっぱなしだったが、それでも沢3回目で上ノ廊下を無事遡行できたのは素直に嬉しかった。
2011/8/7 CL:盛山(記録)、斎藤、入江
<行程>
奥多摩=おいらん淵--10:00橋(入渓点)--15:00林道--16:00おいらん淵=帰宅
<記録>
夏だ!沢だ!泳ぐぞ・・・という事でお手軽ゴルジュの一之瀬川へ。
夏の黒部上の廊下への練習が目的です。
ところが世の中そんなに甘くはありませんでした・・・
・入渓~第一ゴルジュ
水がどばどば流れている。
水量は???まあ、よくわからんが行ってみようという事で遡行開始。
よし、泳ぐぜと意気込んで見たもののなかなかゴルジュが出てこない。
飽きたな~(早い)と思い始める頃に深い淵が現れた。
意気揚々と泳ぐ。
気持ちいいが水が不味いぜ。
この淵は泳がなくても右岸側は歩いて渡れるんだけど・・・
そんなことは重要ではない。
気分を良くしてズンズン進んでいく。
・第一ゴルジュ~日向ぼっこの河原
まさにゴルジュ!
・・・これ流れ早くない?
まあ、行ってみよう。
一人目:泳ぐ、力の限り泳ぐ・・・全然進まない。
二人目:泳ぐ、以下同文
三人目:趣向をへつってみる。・・・力尽きて落ちる。
・・・試行錯誤の連続
早々に見切りをつけた隊員が高巻く。
「おい~無理だよ、先も酷い状況だよ」
諦めきれない残り二人はトライを繰り返す。
高巻いて分かる我々の努力していた虚しさ・・・
白い飛沫を上げた水流が眼下に見える。
それに向かって懸垂下降。
ナイアガラ滝を超えて、しばらく行くと河原が出てきて一休み。
寒い、さすがにファイントラックといえど寒いものは寒い。
・河原~第二ゴルジュ
また出やがった・・・
「・・・・・・」
「寒いね」
しかし、ここで泳がない訳にはいかぬ。
果敢に攻める、流される。
泳ぐ、流される、泳ぐ、流される・・・・・
全然だめじゃん。
泳いで進まない時の無力感、途中から岩壁沿いに進もうと壁を掴んだ時にヌルっと掴めない絶望感。
流されてスタート地点に戻った時の敗北感。
なんて厳しいんだ、ゴルジュとは。
結局左岸に垂れた残置ロープを使って高巻く。
ヌルヌルで嫌な壁だ。
すっかり意気消沈して濡れ鼠な僕たちはトボトボと遡行を続ける。
・第二ゴルジュ~林道
ゴルジュに居た時に
「ゴロゴロ・・・」
天気予報では午後から雨です。
ゴルジュ内で最も聞きたくない音だね。
安全地帯まで抜けるべくピッチを上げて、沢を歩いていく。
途中綺麗な滑滝やらプチゴルジュがあるが、そんなのに構ってられない。
さっさか歩く。
幸い雷鳴は遠くに聞こえるが天気は持っているようだ。
そうこう歩くこと1時間くらいか?
いい加減疲れたので、休憩。
「メンドクサイシ上がってしまうか!」
僕らの悪い癖です。
大体あとで極悪なやぶ漕ぎで後悔します。
もしかしたらすぐに林道に出れるかも!という誘惑には勝てず、手ごろな獣道で登っていく。
ほどなく藪藪藪・・・まあ、笹程度なのでまだまし。
30分もしないうちに林道が見えて、獣道が割と明瞭になり、あっという間に林道に到着。
・~下山
ラッキー。
後はタラタラ林道を歩くだけ。
思った以上に厳しかった・・・
泳ぎ、疲れる。
久々のプール授業の後のあの倦怠感・・・帰りの車は超眠かった。
<反省>
・地形図くらいは持っていこう:言い訳をすると隣の丹波はあったんだけどね(意味なし)
やっぱ沢は地形図が基本かな。事前にちゃんと地図を読んで、遡行内容と地形を把握しておかなくては。
・準備はしっかり:1日前に遡行図見ている様ではだめだね。時間がない、練習だから・・・とか思っていてはだめだな。
2011/7/30 森、入江、盛山(記録)
<行程>
(バス)=しらび平駅7:00--7:05入渓点--10:30廃道--11:45千畳敷=しらび平
<記録>
夏なのに寒いじゃないか・・・雨降っているし当たり前か。
しっかし体力落ちたな・・・さっきから太腿がつって痛い。
完全に筋肉がエネルギー切れで悲鳴をあげている。
それもそのはず、今週食べた食事といったら1日1回の雑炊かうどん。
それですらまともに消化できず、すぐ出してしまっていた。
痛みに耐えつつも、食べないと身体はこの様に衰弱していくんだと妙に納得。
中国で食中毒のババを引いてしまい、帰国後から酷い有様だ。
そんな体調で山に来るなよってごもっともな意見もあるが、それでも山に入りたかった。
3か月もまともなルートに取り付かないと、身体も精神も堕落していく事が良く分かる。
今回の目的地は湯檜曽。
超メジャールートだが、いまだに行っていなかった。
しかし週後半からの天気の不安定さに加えて、上信越の豪雨により、予定していた湯檜曽は不可能。
天気図とアメダスデータとにらめっこして、中央アルプス西横沢をチョイス。
朝は時々晴れ間が覗くがあっという間にガスが出てきて、ザーと雨が降り始める。
西横沢は思った以上に手応えがあるルート。
ほぼ全ての滝を直登出来る。簡単かと思いきや、部分部分でピリリと辛い部分が出てくる。
岩の持ち方を知らない初心者はちょっと苦戦するかなというレベル。
遡行の開始は、橋の横の踏み跡を辿り、いきなりの堰堤の巻きからスタート。
堰堤を2つ超え、大石を通過後に二股が出てきて、左に入っていく。
右が東横沢になるのだが、割と楽しそうな雰囲気。
西横沢に入ると、間もなく滝の連続になる。
今回、初沢の入江隊員も難なく滝を越えていく。
さすがに慎重だ。
人の心配はさておき、久々アンド病み上がりの自分も慎重に行かなくては。
下部の小滝で、ちょこっとバランスとフリクションで登る部分が出てきて、一応念のためにザイルで確保。
ほどなく30mの大滝となるが、森隊長が先陣を切りノーザイルで進んでいく。
下部をシャワーを浴びながらトラバースし、滝の左壁を登る。
階段状で特に難しくはない。
先頭の森隊長にザイルを用意して貰ったが、用意出来た時にはもう抜けてしまった・・・
またしばらくいくと大きな滝が。
今回は一応ザイルで確保する。
支点は・・・ないな。途中にカムで1本気持ちばかりの支点をとり、滝を抜ける。
その後は滑滝が続き、特に難しいところもなく、すいすいと進む。
部分部分でピリっとするトラバースや一手がある程度。
どうやら今回は水量が多いらしい。
なかなか水は枯れない。
雨が降る中疲れた足を引きずりながら、登っていく。
ようやく水が枯れたと思ったら、おや、残置ロープが・・・
廃道が走っているではないか。ついでにリーフレット?も見っけ。
しかし廃道とはいえ、酷いもんだ。
荒れ放題で、もはや道とは言えないな。
そんな道を小一時間ほど歩くと人里風景の高原へ。
ようやく終了。足が動かん。
<反省点>
体力維持は大切だね。
その他写真は↓
https://picasaweb.google.com/moriyama.m
7月10日 日置 松澤
西沢渓谷バス停8:30くらい―西沢渓谷バス停13:30くらい
いい天気なので、遠慮なくジャブジャブ進む。
アブミトラバースの抜け口でずるずる滑りだし、マジで墜落を覚悟するが、奇跡的にフリクションが回復してなんとか持ちこたえる。ああ、よかった。
泳ぎはほとんど松澤さんに任せる。ファイントラック着てても、やっぱ痩せにはきついわ。
昼ごろにはゴルジュを抜けてしまった。泳いだり突っ張ったりあれやこれやで楽しかったけど、ちょっと短いかな。でもここと東のナメ沢大滝は日帰りで楽しめる超お勧めルートだと思う。鶏冠谷の出合に幕営していろいろ遊びに言っても面白いかもね。
2011年6月19日 日帰り
メンバー:妹尾
来週・再来週と私用で土日が潰れることが確定しているので
今週末は是が非でも岩に行こうと画策するも・・・パートナー見つからず、
土曜は職場のソフトボール大会に駆り出され・・・
ようやくの日曜もパートナーは居ないわ天気も微妙だわで・・・。
で、消去法で三峰ボルダーに決定(笑)。
19日 5:45日野アパート~9:30/15:00三峰ボルダー~20:30日野アパート
ほんとは前夜発の予定でしたが、夜に秩父は雨降ってるようであまり気合入れて早く行っても岩乾いてなくね?てな結論で普通に朝発。今週末は高速1000円最終日なんで中央道方面は激混みと読んで?秩父方面に来たが、とりあえず道路は概ねすいている感じ。
河原への降り口も難なく見つかり、雨上がりで濡れた林を半ば藪漕ぎ状態ででかいクラッシュパッド背負い進む。河原の入口にちょうど薄カブリのボルダー発見、チョーク跡あり。トポを見ても大体の位置は判るけど詳しい課題名はイマイチ判らず。まあ、登れそうな課題登ればいいか。てか、やはり季節的にも前夜が雨ということも考えれば当然ですが、登れる課題がほとんど無い(笑)。しかも増水で対岸にも渡れず。こんな時期・タイミングにボルダーやるとはトーシロ丸出しですが(苦笑)、別にいいんです、ボルダーはトーシロな妹尾ですから。
とりあえず最初に目をつけたボルダーで遊ぶ。
前傾面の右側直登(カンテ沿い)ラインは、3手目のカンテ向こう側の浅いポケットへのデッドが決まらず苦戦。スタンスも悪い(しかも濡れてる)のでなかなか厳しい。ようやく届くようになったら、今度はボルダー脇の別の石に体が当たってなんかズルっぽくなる。まあ、ポケットへのデッドが届いてもその次のさらに右のカンテへのデッドは手も足も出ず撃沈。
次は左の直登ライン。ホントはスタートホールドから左手の飛ばしがなかなか悪い。このラインもスタートのスタンスが悪く苦戦。仕方なく飛ばした状態から1手ズルでスタート。右手横にヒールフックをかけて左手でひきつけ。この後はスタティックでカンテ上のホールドをとってトップアウト。完全に核心ムーヴ飛ばしちゃった、テヘ(笑)。
この日は当然といえば当然ですが、妹尾の貸切状態。釣り人のおっちゃんが通り過ぎ、釣ったヤメメを
見せてくれた。旨そう・・・。昼食を食べて休憩するとクラッシュパッドの上でウトウト・・・。結局1時間以上、河原のほとりでせせらぎ聞きながら昼寝。ボルダーには不向きなシーズンですが、なかなかな昼寝が出来ました。その後、少し離れたボルダーにトライしてみる。これな下部がルーフっぽいのでハイステップからスタートしたが、適度にカチ・ポケットがあり一撃。簡単なボルダー課題でも一撃してトップアウトしたときの爽快感は格別ですね。
そんなこんなで15時近くになり撤収。実は今週末で愛車パジェロミニは売却予定なので最後にドライブでもしようと少し遠回りで帰宅。帰りは前回・前々回の渋滞悪夢が頭をよぎるが取り立てて渋滞もなく快適に飛ばせました。
************************** 総括 *************************
やはりこんな時期なんで、岩のタイミングはつかみづらいですがたった1日、数時間、2~3課題でも岩に触れるのはいいですね。割り切ってジムで何時間もトレーニングという選択肢もありますが、どんなスタイル(岩・沢・歩き)であれ、ヤマに向かうという意識はとても重要。
今週でパジェロミニで山に行くのは最後となりました。
購入1年ちょっとで、昨夏は海外登山、秋は足の怪我、冬は資金不足でスタッドレス買えず本格的に山用に使ったのは春先からという放置プレイぶり、ほんとスマなんだ。
人生で最初に購入した車で、納車されたときの高揚感とか最初アパートまで乗って帰るときの緊張感とか短い間にもいろいろ思い出深いモノがあります。道具といえば道具、モノに魂が宿るなんて考えるようなタイプではありませんが、それでも一抹の寂しさがありますね。
次に買われるときはもっと大切に使ってくれる人に当たっておくれよ・・・(←他人任せ)。関西に行ったら、行動範囲がかなり広がる予定なので、普通車を購入予定、あくまで予定。盛山サンのスバル・Foresterか、今の職場車やYCCのF山サンのように日産・X-trailか、はたまた今のパジェロミニの方向性で三菱・パジェロJrか・・・。まあ、中古でローンは確定ですがNE!
2011年6月5日(日) 前夜発日帰り
メンバー:L妹尾(記)、T口(会外)
6月部会に来て頂いたT口サンと一緒に甲府幕岩へ行ってきました。
妹尾は甲府幕岩は初めて、T口サンも岩は2年振りということで新緑の中
爽やかクライミングを満喫しました。
5日 (4日)22:00京王八王子駅~1:30/5:45小森川林道分岐駐車場~6:30甲府幕岩脇駐車場~7:00/14:45甲府幕岩~15:00甲府幕岩~21:00京王線山田駅
今回はETCもついていない(笑)愛車パジェロミニで交通費を安くあげるため、下道を攻める作戦で出発。何度か甲州街道で煽られたりするものの、これまたナビもついていないにもかかわらず冬山で鍛えた?読図能力でなんとか観音峠を過ぎた分岐に到着、軽自動車もやれば出来るもんです。
眠い目をこすりながら早めに起床。駐車場にはもちろん一番乗り。とりあえず"森の散歩道"エリアで『ペンタゴン(5.9)』をアップトライ。久しぶりのT口サンにビレイのやり方を思い出しがてらミニ講習させてもらう。ルート自体は湯河原幕岩と似ててカチ・ポケット主体のフェイスな感じ。
続いて隣の"メルヘンランド"エリアの『森の唄(5.10a)』、『ダダ(5.10b)』にトライ。『ダダ』はトップロープでとりあえず登ってみたが、中間部の核心ムーヴがいまいち不明。ホールド・スタンスともあるにはあるけど、10bのそれじゃないよね?・・・みたいな。そうこう登っている間にドンドン人が増えてきた。6~7パーティーは居たかな?
再び"森の散歩道"エリアで『キノコ狩り(5.10b/c)』、『クリ拾い(5.10c)』にトライ。両方とも程よいカチの連続するルートで楽しいけど、体は正直です。トレ不足で前腕がァ・・・。核心はどちらもこのグレードにしては悪いカチに耐えながら甘いスタンスに立ちこんで次を取りに行くモノ。ムーブとしては基本に忠実なカウンターバランスで問題ないでしょう。
『キノコ狩り』は最初の離陸ムーヴが慣れない人にはちょいと微妙かもしれません。ユビヂカラで強引に体を上げるか、繊細なバランスで立ちこむか?T口サンも2年振りとは思えない執念深さでトライ、天晴れでした。『登れないのが悔しい』この気持ちは本当に大事です、大して登れもしないのに先輩風吹かせてる場合ではないですね。
最後『アコナ(5.10a)』を登る。中間部の小ハング?を越えた次の一手が悪いのとさらにスタンス位置が高くバランス悪いので突っ込むのに時間かけすぎました(苦笑)。今日登ったルートの中では一番長く、後半はやや高度感があるので、すこしでも微妙なムーヴは緊張します。2年振りビレイのT口サンに墜落止めてもらうのも申し訳ないので。なんだかんだ言って汗だくの10aでした。まだまだですね。
まだ15時前ですが、おそらく今日も高速は"休日高速1000円"終了前の駆け込みで激混みが予想されるのでその煽りで下道ももしかしたら・・・ということで早めに撤退。しかし・・・・予想は見事的中・・・(泣)。下道を6時間かけて帰りましたとさ、メデタシメデタシ(棒読み)。
***********************総括************************
岩が久しぶりのT口サン、お疲れ様でした。これに懲りずまたまつど岳人の活動に顔出して頂ければ幸いです。個人的には冬にアイス中心の山行が多かったせいか、例年よりも岩に対する慣れが早い気がします。今回も10cとか例年なら『なにこれ?』見たいなものも、今回は苦労はしたものの、ムーヴなんかは比較的スムーズに通りましたかなと。今年は海外にも行かず日本のヤマに集中できるので、この勢いのまま行ければ・・・ムフフ。
あッ就職がありました!これは難敵・・・となるのでしょうか?乞う御期待。
2011年5月21日(土)~22日(日) 前夜発一泊二日
メンバー:CL F山、H、S岡(以上、東京YCC)妹尾(まつど岳人・ 記)
さて、今週末どこ行こうか?思案中のところ、YCCのF山サンから久しぶりにお誘いのメール。勿論行き先は変態パラダイス瑞牆・不動沢。これまた久しぶりにHサン・A岡サンらと御一緒させていただき、なぜか体幹の筋肉痛と体中に擦り傷に快感を覚えながら苦戦しつつワイドクラック三昧な週末となりました。
21日 20日23:00中央道日野バス停~1:30/6:00塩川ダム
~6:30/7:00林道終点駐車場~8:30/9:30アニマル岩稜取付
~11:30終了点~13:00恵比寿岩取付~15:00終了点
~セクシーナース取付16:00~18:00林道終点
日野バス停でピックアップして頂き、一路瑞牆へ。途中の塩川ダム駐車場で仮眠。ここにもクライマーらしき車がチラホラ。翌朝由緒正しき岳人らしく早起き(笑)し、不動沢最奥に位置する『アニマル岩稜(5.9 3P)』を目指す。林道終点ではなんと偶然にもJECCのA部サンとO川サンがいた。不動滝から左の踏み跡に入るが、急にガレのルンゼを詰めて藪尾根を下るなど先導役がいなければ確実に彷徨うことになりそうな踏み跡を歩くこと1時間以上。途中に立派な岩峰・岩壁を見物しながら行きようやく到着。
F山・妹尾組とH・A岡組で登攀開始。
1P目:(5.9 F山リード)まずは早くもこのルート核心ピッチ。出だしのスラブもノープロテクションでかなりシビレル系(笑)。さらに核心となるオフウィズスはレイバック体制からスメア気味のスタンスに立ちこみ、右半身をクラックにねじ込みつつ甘いホールドを取りに行くという・・・妹尾はテンションかけまくり。はあ~・・・・。
2P目:(5.8 妹尾?リード) 1P目終了点から少しあがると絶望的な傾斜の強いスラブのリッジ・・・。これ無理じゃね?とラインがわからず、F山サンに上がってきてもらう。するとよもやのリッジ右手に5mほどクライムダウン。一度斜面に降り立って岩稜をトラバース気味に右上する。出だしの数手が岩が粉っぽくて緊張。あとはホールド・クラックとも豊富で快適。適当なところでリッジ上に出てピッチをきる。
3P目:(Ⅲ級 F山リード) 実は前のピッチを長く切りすぎたようで、3P目は10mほどリッジ上を進んで終了。
下降はリッジの終わりの潅木を支点に15mほどの懸垂で樹林帯斜面へ。右手に岩を回り込むように下ると
元の取付きへ。まだまだ時間は早いので次にとなりの恵比寿岩南面にある『左岩稜ルート(5.8 3P)』へ。
1P目:(5.8 妹尾リード) 1日一回ぐらいは本気リードもしなきゃだめだろう、ということでリードさせてもらう。出だしのオフウィズスもしびれるが、中間部のチムニーはさらにしびれる。チムニー内のクラックにプロテクションが取れるが、チムニーの終わりに近づくにつれ幅が狭くなり最後はチムニーから高度感満点のフェースに飛び出さないといけないのだが・・・・怖くてなかなかチムニーから体が出ない。キャメロット#6が効いてるはずだと信じても・・・怖い。結局テンションかけて、挙句の果てはA0して突破。時間もかかり過ぎでワイドに完敗です。
2P目:(Ⅲ級 F山リード) 岩稜右側に一度下る。比較的簡単ですが、F山サンはノープロでさっさと登り、さすがです・・・。
3P目:(F山リード)本来なら左にトラバースしてハンドサイズのクラックらしいが、F山サンは敢えて右側の『秋日和ルート 5.10b』にトライ。出だしはハンド~フィンガーの右上クラックだが、スタンスに乏しくさらにその先に短いがオフウィズスが待ち構える。ちなみに足が長いと背面の岩峰に足が届くので妹尾はスーパーマン登り(笑)でなんとかフォローするが、これってやっぱズル?・・・だよね。
岩峰の岩頭は平らでお昼寝にぴったり。快晴で見晴らしもよくしばらく待ったり過ごす。下降は岩頭の向こう側を左手に歩くと樹林帯斜面に出るので懸垂下降なしで降りれた。もうそろそろ帰ろうか?・・・という会話が出ないのがやはりYCC魂。F山サンが以前から気になっていた『セクシーナース(5.8?)』へ。きれいなオフウィズスが直上し、最後は小ルーフ左のワイドを突破するルート。F山サンは見事OS。時間がなかったで妹尾はビレイのみ。機会があればもう少しうまくなったら是非トライしてみたいですね。時間もせまり、ワイドで体も心もヘロヘロとなったところで本日はお開き。
林道終点の駐車場まで戻り、妹尾はF山サンと買出しへ。ナナーズではF山サンの知り合いが居るわ居るわ(笑)。土曜夜のナナーズはクライマーばっかりや。宴会が待ちきれずF山サンは信州峠を頭文字Dなみに飛ばすわ、テントでは既にHサンが焼酎空けてるわ、YCCはマジぱねえっす。鍋もビールも最高な宴会でした。
22日 9:00林道終点~9:20/12:30千両岩基部~13:00林道終点~16:30中央道日野バス停
事前の予報だと本日は天気が悪い・・・はずだったが、朝は少し晴れ間が見えるほど。『やっぱ梅雨前線も出来始めはこんなもんだよね~』なんて楽観しながらノンビリ朝飯。本日は千両岩の『つゆの溜め息ルート(6P 5.11a)』の1P目をとりあえず登ることとなった。グレードは5.10bとあるが、そこはやはり不動沢のグレード、傾斜も強くかなり難しそう。
F山サンがトライするが、あのF山サンでさえ本気モードで奮戦している。それでも見事トップロープを張って頂き、替わる替わるトライ。出だしのオフウィズスでテンションしまくり(泣)、核心?のチョックストーン越えは甘いハンドジャムで耐えてチョックストーン下端にハイステップでフットジャムを極めなければならないのだが・・・クラックから体を離すと・・・ヒュ~・・・、結局途中敗退でした。最後にF山サンがもう一度登っているあたりからドンドン小雨が強くなり、おとなしく撤退。もうすぐ駐車場というあたりで土砂降り。間一髪(というかほとんどアウト?)で車に逃げ込み、帰京しました。時間が早かったのですが先週ほどではないにしても13kmの渋滞をF山サンががんばってくれ妹尾は爆睡スミマセンでした。
************************ 総括 ************************
久しぶりのワイドクラック、駄目ダメでした。
ま、どんなタイプのクライミングにせよ普段登ってないのがバレバレですね。
もう少しズリズリ(笑)が上手くなってリベンジにきましょう。
この不動沢をある程度登れるようになったらめちゃくちゃカッコいいですね、まじで。
ちなみに、不動沢(特に奥の方)のルートは本来辿り着くのも難しく(妹尾はズルしてF山サンに
連れて行って貰ってますが)、尚且つルートの終了点がないものも結構あるようです。
初見で行く方はご注意ください。