2011/8/7 CL:盛山(記録)、斎藤、入江
<行程>
奥多摩=おいらん淵--10:00橋(入渓点)--15:00林道--16:00おいらん淵=帰宅
<記録>
夏だ!沢だ!泳ぐぞ・・・という事でお手軽ゴルジュの一之瀬川へ。
夏の黒部上の廊下への練習が目的です。
ところが世の中そんなに甘くはありませんでした・・・
・入渓~第一ゴルジュ
水がどばどば流れている。
水量は???まあ、よくわからんが行ってみようという事で遡行開始。
よし、泳ぐぜと意気込んで見たもののなかなかゴルジュが出てこない。
飽きたな~(早い)と思い始める頃に深い淵が現れた。
意気揚々と泳ぐ。
気持ちいいが水が不味いぜ。
この淵は泳がなくても右岸側は歩いて渡れるんだけど・・・
そんなことは重要ではない。
気分を良くしてズンズン進んでいく。
・第一ゴルジュ~日向ぼっこの河原
まさにゴルジュ!
・・・これ流れ早くない?
まあ、行ってみよう。
一人目:泳ぐ、力の限り泳ぐ・・・全然進まない。
二人目:泳ぐ、以下同文
三人目:趣向をへつってみる。・・・力尽きて落ちる。
・・・試行錯誤の連続
早々に見切りをつけた隊員が高巻く。
「おい~無理だよ、先も酷い状況だよ」
諦めきれない残り二人はトライを繰り返す。
高巻いて分かる我々の努力していた虚しさ・・・
白い飛沫を上げた水流が眼下に見える。
それに向かって懸垂下降。
ナイアガラ滝を超えて、しばらく行くと河原が出てきて一休み。
寒い、さすがにファイントラックといえど寒いものは寒い。
・河原~第二ゴルジュ
また出やがった・・・
「・・・・・・」
「寒いね」
しかし、ここで泳がない訳にはいかぬ。
果敢に攻める、流される。
泳ぐ、流される、泳ぐ、流される・・・・・
全然だめじゃん。
泳いで進まない時の無力感、途中から岩壁沿いに進もうと壁を掴んだ時にヌルっと掴めない絶望感。
流されてスタート地点に戻った時の敗北感。
なんて厳しいんだ、ゴルジュとは。
結局左岸に垂れた残置ロープを使って高巻く。
ヌルヌルで嫌な壁だ。
すっかり意気消沈して濡れ鼠な僕たちはトボトボと遡行を続ける。
・第二ゴルジュ~林道
ゴルジュに居た時に
「ゴロゴロ・・・」
天気予報では午後から雨です。
ゴルジュ内で最も聞きたくない音だね。
安全地帯まで抜けるべくピッチを上げて、沢を歩いていく。
途中綺麗な滑滝やらプチゴルジュがあるが、そんなのに構ってられない。
さっさか歩く。
幸い雷鳴は遠くに聞こえるが天気は持っているようだ。
そうこう歩くこと1時間くらいか?
いい加減疲れたので、休憩。
「メンドクサイシ上がってしまうか!」
僕らの悪い癖です。
大体あとで極悪なやぶ漕ぎで後悔します。
もしかしたらすぐに林道に出れるかも!という誘惑には勝てず、手ごろな獣道で登っていく。
ほどなく藪藪藪・・・まあ、笹程度なのでまだまし。
30分もしないうちに林道が見えて、獣道が割と明瞭になり、あっという間に林道に到着。
・~下山
ラッキー。
後はタラタラ林道を歩くだけ。
思った以上に厳しかった・・・
泳ぎ、疲れる。
久々のプール授業の後のあの倦怠感・・・帰りの車は超眠かった。
<反省>
・地形図くらいは持っていこう:言い訳をすると隣の丹波はあったんだけどね(意味なし)
やっぱ沢は地形図が基本かな。事前にちゃんと地図を読んで、遡行内容と地形を把握しておかなくては。
・準備はしっかり:1日前に遡行図見ている様ではだめだね。時間がない、練習だから・・・とか思っていてはだめだな。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。