2015年3月25日(火)
メンバー:CLビン、アンペー
今シーズンからMGCでもいよいよ新人教育をカリキュラム化し、毎月ビッチリとスケジュール・教育科目が詰まった年間スケジュールが決まりました。
その第一弾、というか正式は入会が4月からですが、フライング気味な第一弾ということで、
まつど岳人倶楽部(MGCの前身)恒例、『はじまりは三ツ峠』ということで、新人アンペーさんを連れて三ツ峠へ行ってきました。
行程:6:40三ツ峠裏登山口~7:40/15:30屏風岩~16:45裏登山口
自分がこの三ツ峠にはじめて連れて来られたのはもう10年近く前か~、なんていろいろ考えながらアプローチを歩いていると、まだ今年は気温が上がらず、どんどん残雪が出てきて、しまいには完全凍結の道が延々。アイスバーンの坂道をランニングシューズで歩くので、岩登りの前に早くも繊細な足使いが要求される。
さて、今回のメニューは岩登りのロープワーク。
・確保支点の作成(流動分散、固定分散など)
・トップロープ支点(回収時の結び替えなど)
・リード、セカンドのビレイ
・マルチピッチのシステム
・懸垂下降
・・・などなど。
さすが某W大学の登山サークルでみっちり活動してきただけあって飲み込みも早いアンペーさん。
マルチピッチでは、なるべく多種類の中間支点を見てもらうため、残置支点の使用のみでなく、カム・ナッツ・潅木・岩角など、いろいろな支点を使って見せました。ここら辺が考えずに見ただけでササッと判断・作成できれば新人卒業だねえ。がんばれ。
一般ルート(5P?Ⅳ級)経由で天狗の踊り場へ。風が少し強いが、天気もよくいよいよ春な予感。いいねえ。基部まで懸垂下降して、最後に1Pアンペーさんリードでセカンドビレイ実習。
そして本日の核心、アイスバーンの坂道下り(笑)。
気温が上がり少し溶け出したアイスバーンをランニングシューズで下るのはさながら小川山の『伴奏者(五段)』を登るような足捌きが必須。まあ、『伴奏者』登ったことないけど。
なんとか転倒せず無事駐車場に到着。
アンペーさんが夜に都内で用事があるので河口湖駅まで送って解散。時間に余裕があれば、久しぶりに河口湖駅前『土浦食堂』でかつて先輩方と飲んだくれながら反省会(呑み会?)をまたしたいですね。
******************** 総括 **********************
新人教育の1発目(0発目?)は、各バリエーションルート技術の基本となる岩のロープワークでした。
MGCの教育プログラムの目的は『技術の紹介』ではなく『技術の習得』なので、今回習った技術はそれで終わりではなく、何度も使って習得し、新しい・より安全な技術があれば、現役であるうちはずっとアップデートし続けることが『習得』なワケです。
先は長いけどがんばれヒヨっこ!
コメント
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