2014年7月6日(日) 曇り 三つ峠訓練 ~金魚のフンから金魚になろう!~
ユースケ、サヌー
・朝
ユースケの目覚ましがマナーモードになっていたせいでアラームが鳴らなかった。5:15起床の予定が寝坊して6:00起床。やってしまった。
準備をして出発しようとするも、サヌーが「ATCを忘れたかもしれない」と言い出す。最初はさすがに冗談かと思ったがマジなようだ。二人で車に戻り荷物をあさるが見つからない。とりあえず上に登って、マッソー先輩にエイト環を借りた。申し訳ない・・・。
だいぶ予定より遅くなってしまったが登り始める。
・草溝ルート→トラバースし、クラック→権兵衛チムニー
草溝ルート(Ⅳ+) リードユースケ・・・ 前日からの雨の影響で岩が濡れていて少し手こずりながら上る。サヌーがクラックの出だしで手こずっているように見えるが、ユースケがセットしたカムが回収できなくなってしまったようだ。とりあえず放置して登ってもらい、ユースケをロワーダウンしてもらう。降りてみたところ、カムの歯が曲がってしまってはまっている。バイルで少しどつくとすぐとれた。バネがいかれてしまっているようだ。こんなこともあるものか・・・
権兵衛チムニー(Ⅳ) リードサヌー ・・・チムニーの中は水が滴るぐらい濡れていてかなり時間を掛けながらのリード。
懸垂でロープがサラダになってしまい下降にてこずる。
何一つうまくいかないのでこれは南陵は無理かもしれないと不安になり始める。しかし初めて組む相手どうし、うまくいかないのも当然。一つ一つチェックして、コミュニケーションをとって、できるだけ良くしていくしかない。
降りてきて少し反省会をし、もう少し簡単なところでロープワークをメインに練習することにして、亀ルート・・・と思いきや中央カンテへ。亀ルートは水が流れているそうです。
・中央カンテ(4P)
普通に登ると簡単なのでこれから本番同様荷物をすべてしょって登ることに。
1P階段状 サヌーリード・・・前にパーティーが2組いたため少し待ってからのスタート。多少濡れていたが他のピッチに比べれば乾いていた
2P左上ランぺ ユースケリード・・・ホールドがしっかりしていてスムーズな登り
3Pクラック サヌーリード・・・出だしが微妙に濡れていた。クラックの中がぬるぬるで気持ち悪い。
4Pクラックからハングトラバース ユースケリード・・・カムを使いながら登る。だんだんサイズが分かるようになってきた(気がする) もうムーブはわかっているので快適に登る。サヌーはザックが引っかかって登りにくそうだったとのこと。
懸垂は引く側のロープをそのまま次の懸垂支点に通すやり方を採用。朝はうまくいかなかったが今回は非常にスムーズに下りられた。息があってきたのだろう。これなら大丈夫だろうか。
荷物をしょっていると多少難しく感じられる。やはり本番同様の訓練が必要。ということでこれからもザックはしょうことにする。
・リーダーズピッチ→T字クラック(中止)
リーダーズピッチ(Ⅳ+)ユースケリード・・・ホールドも足場もよいがプロテクションが腐ったハーケンばかりでよくない。ためしにバイルでたたくと簡単に曲がった。岩の中で腐っているのだろう。怖いのでカムを使った。時間がかかってしまった。
T字クラック サヌーリード・・・リーダーズピッチからT字クラックに入ろうとするも団体さんが懸垂してきた。しばらく待っていたが次から次へと降りてくるので途中まで行ったが、やめにして懸垂。
・最後に地蔵ルート
地蔵左ルート(Ⅴ-) サヌーリード・・・取り付きで足の位置が分からず時間が掛かったが無事支点まで到着。ここも腐ったハーケンばかりだった。
我々は初心者コンビということで、お互いがお互いをチェックし合うことが重要だ。結び目は、セルフビレイは、安全環は、ビレイの準備は、ランナーは、ロープの流れは、ちゃんとしたビレイをしていたか、懸垂の末端は、・・・。確認しなければならないことは山ほどあるので指さし確認とは言わないが、ちらっと確認し合う程度のことはやるべきだ。また、スムーズに登るためには指示を出しあったりして流れを共有することも大事だ。
初めて組む信用できない者同士、命を守るためにも、うまく登るためにも、気を遣いあうことが大事だと思った。
朝のうちはうまくいかなかったが、反省会の後はなかなかうまくいったといえる。欲を言えばもう一回練習したいが、まあなんとか行けるだろうとも思った。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。