阿弥陀南稜・北稜

3月15日・16日　入江・増田・野島（記）

15日

8時15分、船山十字路発。10時30分、立場山。11時45分ころ、P1P2コル。15時ころ阿弥陀山頂。16時行者小屋テンバ。

16日

5時45分　テンバ発。8時20分阿弥陀山頂。11時15分船山十字路。

さすが四駆は違う。マッスーのパジェロミニは何の問題もなく船山十字路の駐車場に入る（注：この２文は、1月に、ノジマのラクティスが船山十字路の手前500メートルでストライキ活動を起こした経験を背景としている。）。あたりを見回し、
雪が少ないのでわかんを持たないことにする。

しっかりしたトレース、あっという間に立場山につく。こりゃ、予定していたテンバの青ヤギにはどう見ても12時前についてしまう。明日は風が強い予報だ、ならいっそ、今日中に阿弥陀南稜を落としてしまおう、ということになる。

p1p2のコルで装備を整え、p3に向かう。先行2パーティ、渋滞している。しかし、特に難しい個所はなく、３ピッチであっけなくルンゼを抜け、頂上に至る。

さて、この時間なら、このまま下山しても18時には駐車場に戻れる。しかし…。せっかく担いできたテントが、夕食が、寝袋が、もったいない。どうせならこれらを使いたい。あ、そういえばノジマもマッスーも、阿弥陀北稜ってやってない。入江さんは過去２回北稜の経験がある、ならばここはひとつ、このまま行者に下って、明日、入江さんご指導のもと、阿弥陀北稜をやりましょう…。ということで話がまとまる。

16日は午後から強風の予報なので、朝6時前にはテンバを出る。単独登攀者が一人先行している。

1ピッチ目、ノジマリード。2ピッチ目、マスダリード。そして頂上。

すごい充実感です。阿弥陀南稜はずっと行きたかったし、まさか北稜まで行けるなんて。でも頂上は徐々に風が強まってきており、午後からの烈風を予想させます。というわけで、阿弥陀南稜・北稜デビューの満足にひたりつつ、早々に下山。

長い長い樹林帯の御小屋尾根、しかし踏み跡は明瞭で迷う心配はない。ここで、入江さん甘納豆デビュー。ヤマの行動食には、いいもんです、これ。

11時15分、パジェロミニに到着。

反省点

ノジマは若干スリングとカラビナを持ちすぎたかもしれない。異様に重かったし、使わなかった。あと、帰りの運転替わりますよ～とか言いながら、爆睡してしまってマッスーすみません。

八王子インターの入り口は、入り口の段階で新宿方面と山梨方面に分かれているので要注意。

しかし、それ以外は、スピードも遅くなく、天気も良く、良いルートで、頼りになる先輩たちとともに、素晴らしい眺望を楽しめて、本当に満足、満足の山行でした。

 

 

 

 

Comments

[投稿情報: 入江]

報告はやっ（笑）
お疲れ様でした。
登攀具に関しては、私も以前持ちすぎだと指摘を受けたことがあります。3人で足りればよいので、思ったより少なくてもOKなことが多いです。（本来入山前にチームで確認すべきなのですが…やっていなくてすいません。）
ちなみに入江はアルパインヌンチャク×3、長スリング×2、バラビナ×2、ハーケン×1、ルベルソ、といった感じでした。

[投稿情報: ノジ]

入江さん、もろもろ本当にありがとうございました。以後登攀具の持ちすぎには注意したいと思います（もちろん、登攀具の不足にも…適切な量を早く見極められるようになりたいです）。
南稜は難しいというイメージが先行していたのですが、頼もしい隊長のおかげで、このびびりの私でも、全く怖くなかったです。本当にありがとうございました。

[投稿情報: モリヤマ]

午後からの烈風にバッチリ捕まった石尊稜隊です。
それはもう激烈でした。
素晴らしい天気の読みです…ワタクシは反省させて頂きます。