2014年2月2日(日) 天候:曇り のち 晴れ 一時雨 気温:あつい
修行者:新居見、野島、増田(記) ・・・敬称略 アイウエオ順
アイスクライミングが出来る期間はヒジョーに短いです。
短い期間の中で少しでもレベルアップするべく、新入り3名によるアイス武者修行を日光の景勝地『雲竜渓谷』で行いました。
7:30 雲竜渓谷登山口ゲート ~ 8:30 洞門岩 ~ 9:00 雲竜渓谷入口 ~ 9:30雲竜瀑 ~ 時が経つのも忘れて猛特訓 ~ 16:00 雲竜渓谷入口 ~ 17:00 登山口ゲート
先週、今週と週末は暖気の影響でアイスクライミングにはやや不向きな陽気。
しかも日曜日は天気が崩れる予報だった為、なかなか思うようにならないタイミングの悪さを恨みつつ現地へ。
日光の冬の人気観光スポットだけあって、早朝にも関わらずゲート前の駐車スペースは大入り満員。
溢れた車は手前の林道脇の僅かな空間へと早い者勝ちで駐車していくので、ゲートへ向かう林道は長々と無秩序・混沌状態。
ゲートから続く作業道路が渓谷への正規ルート。
同じ目的地を目指すハイカーが大勢歩いていくので道を間違える心配はありませんでした。
凍結したアルファルトの道をしばらく進むと、沢へ下りて行く分岐点の『洞門岩』に到着。
(看板はあるものの、ドコに“洞門岩”があるのかは確認出来ず・・・)
所々飛び石で渡渉をこなしながら、暖かくて雪すら溶けてしまっている沢沿いの道を進みます。
上流へ向かっていくと、氷結した染み出しが壁面にチラホラ出てきてヤル気が湧いてきます。
更に進んで谷間が狭くなった先、お目当ての雲竜渓谷に到達しました。
10メートルを超す高さの氷の柱がズラリと立ち並ぶ『友知らずの滝』エリア。
既に滝に取り付いているパーティがいたので、もう少し奥へ進んでみる事に。
程なく、目の前に天へと伸びる『雲竜瀑』が見えてきました。
斜面を高巻きして基部へと向かいます。
円形ホールのような広いスペースの落ち口から見上げる大迫力の巨瀑。・・・コイツァ登れっこないや。
瀑の脇に並ぶ短めの小滝が手頃だったので、練習相手をしてもらう事にしました。
いざ登らん、とするところで雨が降ってきて焦ったものの、一時間ほどで止んでくれました。念が通じた珍しいケース。
トップロープ練習とトップロープを使ったリード練習で基本訓練。
日当たり抜群の雲竜瀑。気温も上がって落氷・落石が頻繁に起こるデンジャラスなゲレンデになって来たので、日陰の友知らずエリアへ移動して登れそうな所を探す事に。
スクリュー打ちに適した氷柱を見つけたので『第一回アバラコフ研修会』も開催しました。
雲竜瀑エリアの滝は立ち木が無いので上部の氷で支点を作る事になります。
ゲレンデによっては必須になるので、シッカリと訓練します。
そして今回、運良く我々の隣で講習会を行っていたガイドさんから“アバラコフの新技術”を教えていただけました。
目からウロコ・・・ならぬ目からツララ(ラクッッ!!)のスーパーテクニックもしっかりとモノに致しやした。ウヘヘ。
最後に少し難しい氷瀑(Ⅵ・・・いや、Ⅵ+?!)を三人で協力し合って挑戦しました。
自分の前者がギブアップしたルートを引き継いで行く“屍乗り越え作戦”で、垂直を含む滝(Ⅵ-は確実に・・・)も何とか攻略。
3名が3名、己の限界を引き伸ばせる良い訓練が出来たかと思います。
それにしてもギャラリーが多いこと多いこと。ビックリしました。
でも一番ビックリしたのは、最後の滝(Ⅴ-ですね。ハイ。)で大フォールした増田を目撃したハイカーの方でしょう。
驚かしてゴメンナサイ。もっと修行します。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。