2014年1月18日(土)
前夜初日帰り メンバー:妹尾(CL・記)、斉藤
行程;17日23:30JR拝島駅~1:30/6:00道の駅しもにた~
7:30内山峠~9:00ルート取付~15:00終了点~
16:00内山峠~18:30JR新町駅
今年は2月に各メンバーそれぞれ、目標ルートがあるので、
時期的には少し早いが、『たぶん行けんじゃね?』的なノリで、
荒船山の昇天の氷柱ルートへ前倒しで行って来ました。
前夜に出発し、西上州ではお決まりの道の駅で車中泊。
まだ1月半ばですが、クライマーらしき車は数台。
こりゃ、氷もばっちりあるんじゃね?と楽観モードでした。
翌朝、内山峠には先着で1台のみ(ハイカーらしい)。
過去数回、西上州には来ているが、今回が一番雪が少ない。
アプローチは半分くらい土の地面。
一杯水でいよいよ登山道から外れてトラバース。
先週登ったパーティらしきトレースがあり迷うことなく
取付へ到着。1P目はばっちり氷があり、さらに楽勝モード。
1P目:妹尾L。Ⅳ級ぐらいの氷、途中にトンネルを突っ切っている。
過去の報告だと、氷が発達したらこのトンネルは
通れないらしいが、今回はなんとか通り抜けられた。
氷のトンネルという、非常に珍しいルートは狭いし濡れるが
面白い。
2P目:斉藤L。むむ、氷が下まであまり繋がっていない。でもまあ、
出だしだけ右の岩を登ればOK、アタルさんがすいすいリード。
登りきったところで、上から悲鳴。むむ、たぶん大丈夫・・・か?
3P目:妹尾→斉藤L。2P目をフォローで登ってみて、むむ・・ヤバイ。
3P目、これまでの楽観を余裕でぶっ壊すノーアイス(笑)。
いや、正確にはあるのはあるが、中間部は登る手段としては
使えないのは一目瞭然。やっぱり時期が早すぎた・・・。
しかし、諦めるには早いので、とにかくスタート。
出だしは右の薄い氷をだましだまし登る。
中間部は氷が使えず、残置支点を使ってエイドで進む。
こんなことなら、トライカム持ってくればよかったと、
サルでもできる猛反省。
しかし、いよいよ本格的に支点がボロイ状態でミックス、
というかただの岩に突っ込むセクション、いろいろ試すが
堕ちずに行く踏ん切りがつかず、あえなく敗退。
あとは頼んだ、まつどのヤングエースA・TA・RU!!
こういうときに躊躇なく任せられる相手がいるとういのは
本当にアリガタいですね。
アタルさんも相当奮闘して、なんとかトップアウトする、お見事。
フォローで再度登りましたが、ズルしまくり。すんません。
4P目:妹尾L。3P目と比べれば短いし、はるかに凍りも発達しているが、
やっぱり基本的にベルグラなのね。バックアンドフットで
丁寧にのぼり、いよいよ核心の傘状のハングアイス。ある程度壊すが、
意外と硬い。さりとて向こうが透けている程度の厚さなので、
支点としては当然心持たなく、敢え無くここもエイドで突破する。
結局、15時と、予想以上に苦労して無事ルートをトップアウト。
あたるサンは日帰りなので、JR高崎線新町駅まで送る。
いや~氷がないアイスルートって大変ですね(笑)。
【総括】
無事大きな墜落もなくトップアウトできましたが、
まあ、とても『完登した』とは言えない内容でした。
時期が早すぎたというのもあるし、個人的には昨年の夏に
登りこみが足りなかったのが一番の反省点。
今回は、あたるサンに登らせてもらいました。感謝でっせ。
コメント
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