2014年1月26日(日) 天候:晴れ 気温:あったか
訓練生:たね、のじ、マス(記) ・・・敬称略 アイウエオ順
今回は新入り3名による、今後挑む事になるアルパインアイスルートを想定した訓練を敢行しました。
修練の舞台は三ッ峠山・金ヶ窪沢であります。
この日の気温は寒気の緩みから、3月中旬の陽気となりました。
寒くなくてウレシイ!・・・などとは微塵も思っていません。
コレは厳冬期のアルパイン山行の訓練なのであります。ザンネンです。
それに暖か過ぎて滝が融けているのでは・・・という懸念があります。
0800時。駐車場に到着。
氷が溶けていない事を信じて沢を目指します。
・・・が、
焦って沢を求めるあまり見当違いの林道を進んでしまい、少しばかり道に迷います。
しかし今回はアルパインルート山行の“訓練”なのです。
取り付きを目指して道なき道を進む事も想定しなくてはいけませんので、ギャクに良かったのであります。ギャクに・・・。
3時間ほど痩せた枝沢と尾根を行ったり来たりする“訓練”を行った後、ホンモノの金ヶ窪沢を目指します。
(奇跡的に野島大先生のケータイに電波が届いたので正しいルートの情報を得ることが出来ました。もし電波が通じなければ“敗退の訓練”をするところでした。トホホホホホ・・・)
金ヶ窪沢へのルートは、トイレがある登山口の駐車場から始まる登山道を進みます。
左手に幅広の沢を見ながら登山道を5分程進むと、大きく分かれる二俣が見えてきます。
それぞれ堰堤がある沢の左手(登山道から奥側)へ降りていくと、壁面に張り付いている人影を発見。
氷が残っていて一安心です。
堰堤を越えた先でアイゼンを装着し、奥へ続く流れのある沢を進みます。
堰堤から程なく、階段状になった約30メートルの大滝へ到着しました。
アプローチ3時間+20分。(要するに20分です)
遂に・・・、遂にたどり着きました。幻の大滝は実在したのです。
ツチノコを発見したかのような感動に打ち震える訓練生一同。
滝にたどり着いた事ですっかり満足し、お腹も減ったので帰っても良かったのですが、本日の目的は“アイスクライミング訓練”なのであります。思い出しました。
やや軟らかいながら、しっかりと残っていてくれた氷瀑で訓練開始。
トップロープ練習、短めにピッチを切ってのリード&フォロー練習を行いました。
そしてオマケで開催した『第一回アバラコフ選手権』。
厚みのある氷に長いスクリューを使い、見よう見真似でアバラコフ(V字スレッド)を作ります。
専用の器具を使わないとスクリュー穴の開通は至難のワザです。
1位 野島訓練生 ・・・見事開通。強度もバッチリでした。
2位 種石訓練生 ・・・穴の間隔が狭いながら開通。支点としては少し不安。
ビリ 増田劣等生 ・・・もう少し算数の『図形』とかを勉強したほうが良いようです。
傾斜も緩く、短めの滝ではありましたが、ヒヨッコ訓練生には十分の修練が出来たかと思われます。
ただ、事前に沢までのアプローチをもっと入念に調べておくべきでした。反省致します・・・。
マッスー殿報告ありがとうございます。ツチノコ発見時の感動は忘れられません。楽しかったですね。
投稿情報: ノジ | 2014/01/28 06:59