7月15日 H置 S藤
8:00ゲート―12:00三つ釜の大滝上―15:00林道―16:30ゲート
ゲートの目の前に駐車スペースがあり、前の晩に車で入って仮眠をとる。夜中から雨、朝になっても雨、仕方ないので二度寝に入る。
7時半にもう一度眼を覚ますと雨はやんでいた。もう少し寝ていたかったが、S藤さんの鼾でもう寝れそうもなかったので、諦めて起こすことにした。水量が心配だが、それでも入渓点までは行ってみようと取水口への道を下っていく。
水量は若干多いが、それでも遡行できないほどではなさそう。とりあえず進む。へつったり、泳いだり、高巻いたりしながら進む。あんまり覚えていないので、それほど難しくはなかったのだと思う。途中先行していた二人組みに追いつくと、不安げな表情でロープを出している。どれどれと見に行くとそれほど難しくなさそう、ふふっと微笑んで先に登ってしまった。
コンクリートで固められたような三つ釜の大滝は右から登る。下は何てことないが、上部は傾斜が増し、意外と脆いので緊張する。そのまま藪に入りヤド沢の滝上まで登ってしまった。
さてこの先どうしよう。天気はどんより、たまにパラパラ雨が降る。もし今日で打ち切るのであれば、途中の林道から下山することになる。ヤド沢に入ればその林道歩きもずいぶん短縮できる、じゃあヤド沢に行こう。これが間違いだった。滝、滝、滝、それもほとんど直登できず高巻き、高巻き、高巻き。30メートルのナメ滝が登れた他は全て高巻いた。隣の沢で距離もほとんど同じであるから沢の様子もほとんど同じというわけにはいかないのだ。よく見るとヤド沢の下部は予定した千倉沢と比べ、等高線の狭まり具合がまるで違う。林道歩きなんかちょっと大きな高巻きをやっているうちに終わるだろう。ちゃんと地図を見ないからこういうことになるのだ。
最後は60メートルの大滝で沢登を諦め、林道までひたすら藪を漕ぎ続けた。雨降らないし、何かもったいなかったような気がしないでもない。特に長いわけでもない林道歩きに足腰ガクガク、本当は沢の中でも足取りはおぼつかなかった。パワーが出ない。このままでは今年の夏も、どこに行きたいかではなく、どこなら行けるかになってしまいそうで悲しい。
ここは泳ぎました。
まあまあ、そう悲観なさらず(笑)。
きれいな沢で楽しそうじゃないですか。
お疲れ様でした。
投稿情報: 管理ビン | 2012/07/16 19:14