2012/7/8
CL:盛山(記)、安齋、入江
「雨にも負けず 風にも負けず 雪にも 夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち 欲はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている・・・・(by宮澤賢二)」
とまあ、雨にも負けずに訓練してきました。
『人工登攀』
theアルパインクライングといった感じで、クラシックルート登るなら必須技術(13を登れるような方は除く)。
雨に打たれながら「逆V字」と 「空間リッジ」に取付く。
1ピッチでともに諦めたがいい練習にはなった。
※逆V字の1ピッチ目の2/3くらい登ったところのリングが破損寸前。リング自体は大丈夫だがピンの下部が破れかかっており、そのうちリングが外れそう。
※空間リッジの1ピッチ目の垂壁から抜けてリングボルトからハーケンに変わったとこのハーケンが千切れました。3人目がちょこっと体重をかけたところ見事にボッキリ。恐ろしい。一応アングルハーケンを追加しておきました。
『ビレーからの脱出』
雨が強くなったので、雨宿りがてら練習。
原理はリードの体重をビレー器から支点に移すだけなので、特に難しくはない。
ただ知っているのと出来るかは別問題。
ということで実践。
『搬出訓練』
隊員のリクエストにお応えして、天狗岩でやってみました。
角度があるので比較的やりやすい。
やっぱり背負うのは大変。
基本はザイルに負傷者の体重を乗せる形で、ザイル操作でなんとかするのが無難。
『ボルト打ち』
ものは経験ですので、とりあえず打ってみました。
私は自分のボルトキットはペツルを持っていますが、そういえば使ったことなかったです。
かなりがっちりした支点が出来ました。
ペツルの輝きは安心感が違いますね。
ただリングボルトの倍くらいの時間がかかりました・・・。
~雑記~
最近、アルパインで少なくとも必要な技術はなにかといったことを考えますが、『何が起こっても自分自身で対処する意志』かな~とか思ったりします。
技術は教えることは出来ますが、獲得できるかは自分次第。
などと偉そうに述べてみましたが、使わなければ技術なんていつの間にか忘れてしまうもの。
定期的な訓練は長年登っているクライマーにも必要だと思うのです。
最後に一言、山行バックレはいかんね。
ナメンナヨ。
・・・決して怒らず いつも静かに笑っている・・・・私には無理です。
訓練お疲れ様でした。
これで3連休は安心して下界から見守れそうです(笑)。
がんばってください!
投稿情報: 管理ビン | 2012/07/10 19:50