2011年1月30日(日) 日帰り
メンバー:U西、N沢、F田、S石(以上、早大山岳アルコウ会)、妹尾
昨年から引き続き、クライミングを指導している(←大袈裟)学生と
入間のBsaeCampへ行ってきました。
昼過ぎに集合、各自トップロープで適当にアップ。
さて、本日はジム講習の最終回のツモリでリード&リードのビレイの講習。本当はやはり、岩場で学ぶことが一番良いけど、支点等の環境を考えれば安全に教えられるのがジムの魅力だろう。
リードそのものは、せいぜい逆クリップ程度を教えておけば致命的な事故はないが、問題はビレイ。基本を教えたあとは、申し訳ないぐらい同じコトを繰り返しやってもらう。ビレイの基本的な動作から、スポット、ロープの繰り出し、1~2本目の中間支点までの移動しながらのロープの繰り出しetc・・・。
やはり普段から縦走を中心にしっかり山を登っているおかげで飲み込みも早く安心できる。一通りなんとか様になったところで、妹尾リードのビレイを全員やってもらう。自分が教えたし、彼らを信用してはいるが、やはり本日初リードビレイなので彼らと同じくらいこちらも緊張してしまう苦笑。
その後、休憩ラウンジにて休憩も兼ねて座学。
テキストは『イラスト・クライミング』(阿部 亮樹 著、東京新聞出版局)。さっきは基本をしっかりとやってもらい、細かな修正や留意点はこのとき学んでもらう。教えるべき優先順位はしっかり考えとかないと、彼らに”致命的なこと”から”些細なこと”まで全てが並列で伝わってしまう。彼らに接するたびに痛感するが、教えるということは本当に奥深く難しい。
さて、休憩後はいよいよ墜落時の確保を”身をもって”教える(笑)。見てくれの形こそ、彼らはしっかり出来ているが、やはりビレイは墜落を止めてナンボ。まず適当な場所で高さ2mぐらいの支点で妹尾自ら2~3回軽く墜落し、彼ら一人一人に止めてもらう。妹尾が微妙にガタイいいので(←デブじゃないよ!)、特に女の子の二人はビレイで止めた瞬間に簡単に宙に浮く(笑)。まあ、それでもしっかり止めてくれましたが。
さて、次はいよいよ”堕ちる”感覚を知ってもらい、さらにお互いの絆を深めてもらうため、高さ3mほどの支点からお互い墜落し、ビレイで止めてもらう。まあ、お互い今日が初めてで、不安なのは当然ですが、それにしても墜落する側の学生が、ビレイで止める学生に向ける視線はいろんな意味で鬼気迫るものがあります。よく巷でいうところの”ザイルを結び合う”という意味をしかと肝に銘じてくれたことでしょう(笑)。
しっかり墜落&墜落止めを味わってもらったあとは、フリータイム。ガンガン登って下せェ。しかし、どんな時も女性は強いというか・・・。男子ペアは5.8など無難なところを着実にリードしていくが、女子ペアは最初こそ大人しかったものの、最後は5.10bまで果敢に突っ込み、人生初墜落(笑)までやらかす始末。まあ、しっかりビレイで止めてましたから微笑ましく見守りましょう。
ジム閉館の20時ギリギリまでしっかりと登り、その後近くのファミレスで夕食。彼らのサークルの話など聞く。自分達のコミュニティを如何に運営し良い方向に持っていくか、しっかりと貪欲に考えていました。学生と思って甘く見る無かれ。ここら辺はまつど岳人も見習いたいですね。
*******************************総括******************************
今回で、リードのビレイまで終了。とりあえずジムで教える講習は最後でしょう。
あとは実際の岩場で教えることがメインとなるので、安全面等こちらも
行き当たりばったりの指導はできませんね。
こちらも自分のクライミングがありますので、指導は月イチ程度ですが
だからこそ、念入りに準備していきたいものです。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。