2010年3月22日(月) 日帰り
メンバー:CL妹尾、盛山
折角の3連休だが、予報ではド真ん中の日曜が荒れ模様・・・
メンバーも多々事情があって、入れ替わり立ち代り・・・
危うく3連休がフイなりそうなところ、ようやく盛山サンに
拾って頂き、岩シーズンの開幕戦を伊豆・海金剛で迎えられた。
22日 2:00セブンイレブン多摩動物公園店
~6:30雲見キャンプ場駐車場~7:30『SUPER RAIN』 取付
~13:30終了点~16:00取付~17:00キャンプ場駐車場
~24:00八王子
深夜(早朝?)に盛山サンに迎えに来て頂き、一路伊豆へ。
三連休ではあるが、流石にこの時間はどの道もすいている。
ほぼ夜明けと共にキャンプ場の駐車場に到着、ちょうど管理人の方も
駐車場脇の管理小屋に来た。僕ら意外に車は無い。
タイミング悪く(?)、ロクスノに掲載されてしまったので
もしかしたら混んでいるかも・・・と心配したがホッと一安心。
アプローチは、駐車場から少し戻って、左手の脇道に入るが、
少しわかりづらい。盛山サンが一度来ていたので助かった。
城ヶ崎のような林道を海岸沿いに30分ほど詰めると、突然
岩壁が現れた。手前でハーネスを着け、懸垂下降する。
ロクスノの今季号トポには、去年冬の時点で『Fixロープは
撤去されている』とあったが(たぶん・・・)、しっかりあった。
今回は、前回盛山サン達が惜しくも完登を逃した
『SUPER RAIN (7P、5.10a)』を狙う。岩始めとはいっても、
毎年同じグレードを行ったり来たりでは悲しい。
フラットソールを3ヶ月ぶりに履いたワケだが、5.10aが3Pある
このルートはこの岩場の看板ルートでもあるし、
是非登りたかった。
取付は樹林帯の中の浅い凹角。潅木にシュリンゲがあるので
さして迷わなかった。
1P(5.8):妹尾リード、浅い凹角を登る。久しぶりのジャミングと
グングン上がる高度感に戸惑いながらも徐々に
フリーの感覚を思い出し、快適なピッチ。
2P(5.9):盛山リード、5mほど直登し、左のフィンガークラックに
ナッツを極めて、右のスラブ~フェイスをトラバース。
久しぶりのフリーで、このトラバースはプロテクションも
含めて、少し悪い。盛山サンの奮闘が目立つ。
3P(5.10a):妹尾リード、2P目の終了点から10mほどさらに
奥へトラバースしたところからスタート。直登してハイマツを
左へかわし、フェイス~クラックを左上するが、浮石が多く
注意が必要。すぐに右上するフィンガークラックに移るが、
レイバック気味に登るものの、真上に走るクラックに移る
手前の体を振るムーヴがパンプ気味でこなせず、
無様に1テン。
この間に、下から登高会・Kらのパーティーが登ってくる。
残念ながら?僕らよりかなり早いので先に登ってもらった。
4P(5.10a):盛山リード、右上するクラックを暫く辿るが、ここが核心。
左手のハンドでひきつけてからの数手の甘いジャムを
左足の高い位置でのフットジャムと右足のスラブへのスメアで
いかに耐えるかが問題。盛山サンの奮闘的なリードに比べ
妹尾はフォローでテンション・・・(泣)
先行パーティーはホントにスムーズに登っていたというのに。
5P(5.10a):妹尾リード、先人クラックといわれるきれいな
フィンガークラックを辿るが、要所でフィンガーがバチ効きで
非常に快適なピッチ。このピッチでようやく今年最初の
オンサイトに成功。
6P(5.9):盛山リード、ようやく5.10aの3ピッチを片付け、楽しいデザートと
思いきや・・・。下部城塞右のクラックを辿るが、出だしの数手が
厳しく、その後も薄カブリで久しぶりのフリーでパンプした
前腕には堪える。盛山サンがここでも全開で活路を開く。
7P(5.9):妹尾リード、出だしのオフィズスが核心。レイバック気味に
数手こなし、右足のジャムが決まればこのピッチは終了。
ギャグで持ってきた(笑)キャメ#6をきめてトライするが、
3ヶ月サボっていた前腕には厳しく、1テン・・・。
その後は草付・ハイマツの凹角をグングン登って、終了点へ。
後で確認すると、正規のラインと少し違っていた模様。
途中、風が強く曇っていてビレイ中は肌寒かったが、終了点に
着く頃には快晴でポカポカ陽気。太平洋をバックに冬山とは
180度違う柔らかな満足感に浸れた。下降は同ルートをダブルロープで
4回懸垂下降。途中1回ロープがスタックして、スルメやチョビ達には
とてもさせられない登り返しで回収するが40分ぐらいロス。
帰りの高速は3連休の恐ろしい渋滞の中、最後まで盛山サンに
頑張っていただきました。
***********************総括************************
さぁ今年も始まりました、岩シーズン!
フリーを3ヶ月サボっていた割には5.10aを3ピッチ含む本チャン?の
終了点まで登れたのは幸先が良いのだが、テンションをかけたピッチが
あったり、登ることそのものに時間がかかったりと反省材料も多々ありました。
今回は妹尾も頑張ろうと、5.10aのピッチも進んで引き受けましたが
結果的には盛山サンが引き受けてくれたピッチ(4P目、6P目)のほうが
体感的には難しく、面目ありませんでした。盛山サンに感謝。
冬シーズンは、平日は体調管理(要はレストという名のサボリ・・・)や
ランニング・アックス懸垂などしかやっていませんでしたが、
やはり週一くらいはジムに通うべきかなと思いました。冬シーズンを
通じてでは微々たる量ですが、やはり岩シーズンが始まるとかなり
違う気がします。
ま、悔しさと反省が上達の原動力ですから(少なくとも妹尾の場合)、
今シーズンもいいシーズンにしてみせます。皆々様につきましては
お相手宜しく御願い申しあげマス!
コメント
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