10月4日(日) 前夜発日帰り イッコウ チョビ 松(記)
当初土曜日から登攀を計画していたが、天候不順のため日曜のみに変更。金曜日夜に南流山に集合出発。なんと、一ノ倉沢出合への道は封鎖されている。仕方なくロープーウェイ乗場で寝ることとする。
10月4日(日曜日)
3:30起床、4:00出発ゴソゴソと起きだし、ボチボチと出発する。辺りはまだ暗く、この日のために購入した新型ヘッドランプhttp://www.alteria.co.jp/products/Headlamp/COMPACT.htmがうなる。
5:00出合に到着。テントが4,5張り、少し寂しい。まだ少し暗くヘッドランプをうならせながら突入。高巻き高巻き、テールリッジ前の懸垂ポイントに到着。最近は春先の残雪の上を歩くことが多く懸垂は久しぶり。息を切らしながらテールリッジを登り、恐々と烏帽子奥壁の下をトラバース。
7:30取り付きに到着。先行に2パーティ、3ルンゼ方面にも2パーティ位か?渋滞してなくて良い。
今回はチョビが主役なのでリードを全て押し付ける。しかしながらガンガン登る。ついには先行パーティに追いつき、煽ってしまう。が、いつの間にか後ろにいたガイドパーティに先を譲る。濡れた核心部分(ヌンチャクを掴みながら)もガシガシ登る。強い!!
12:30終了点。今回は車の中にザックを一つ、取り付きにザックを一つおいているので、腹が減ってしまった。順調に取り付きに戻り、腹を満たして早々に下降に移る。
烏帽子奥壁の基部を恐々とトラバースし、テールリッジをジリジリ降りると、行きで懸垂下降した所を登り返さなくてはならない。っと思っていたら沢通しに何やらフィックスロープが!!面白そうなので辿ってみると、しっかりとしたボルトで何処までも続いているじゃないか!!しかし、寄り道には違いなかったようで、先行パーティにはあっという間においていかれてしまった。フィックスを辿っていくと濡れてしまう部分があったが、ほぼ下まで続いていた。面白かった。
17:00出合に到着。無事に戻ってこれて、良かった良かった。沢通しに降りているときは、下まで続いているとは思えず、楽しかったが不安もあった。
今回チョビが、濡れた核心部分でヌンチャクをガシガシ掴んでいるのを見て、「自身の限界を理解しているのだなあ」っと安心をしました。
すみません。わたしが記録書く約束してたのにサボってしまいました。。。マツさん、ありがとうございます。
谷川岳は取り付きまでが行きも帰りもとにかく怖かったです。これに尽きる感じがします。さらに、落石の音も初めて聞き、あまりの異様さに山全体が崩れるのではと本気で思いました。それらの恐怖感や、岩場全体を見渡せることもあり、有名な谷川岳の大きさをジンジン感じることができました。
北岳の思い出もあり、ヌンチャク掴んで登ってしまったので、もっと登れるようになろうと思いました。 井出
投稿情報: IDE | 2009/10/20 06:48
落石やら何やら深く味わったようで、こちらも満足です。
本ちゃんでの登り方として①支点を打ち足してでも登る②ヌンチャクを掴んででも登る③トップを替わってもらう④撤退する。⑤そして撤退も出来ないときは落っこちる。
でも良くある墜落は、①②の辺りが多いと思います。で、そこら辺を判断する時の元になるのが「自分の限界」になるのかなあっと。思う今日この頃
投稿情報: 松 | 2009/10/21 21:49