白妙橋

2009年10月31日(土)　日帰り

メンバー：L妹尾、澤井(Team84)

先日のTeam84例会での中国遠征報告でツカミはOK(?)といった所で
早速澤井サンに誘って頂き、かねてから行きたかった奥多摩・白妙橋へ。

31日 JR奥多摩駅8：30～8：45白妙橋バス停・岩場～16：45JR奥多摩駅

JR奥多摩駅で集合となったので、立川まで交通費節約(苦笑)で
自転車を飛ばし、一本早く乗ろうと思ったが、何を血迷ったか甲府行きに
飛び乗ってしまう。発車時刻が同じだったが、それにしても何の迷いもなく・・・。
普通に考えればありえない行動だが、寝ぼけてたのか？
山での道迷い遭難なんかもこんな感じで起きるのかなあと無駄な反省。
(時間が早かったので遅刻せずにスミマシタ。)

奥多摩駅は超混雑!!、紅葉シーズンと奥多摩まつり？などが重なり
色鮮やかな登山ジャケット・ザックの人々がこれでもかと・・・。
ギュウギュウ詰めのバスを15分ほどで白妙橋バス停。
バス停から吊橋を渡り岩場は徒歩30秒くらいというアプローチのよさ。

トポを見ると判るが、岩場を見てさらに納得。正面壁は5.11～13台が
目白押しで、ちょっと妹尾の手には余るのでトンネル下のカワラ・フェイスへ。
アップで『ダーティペア(5.10ａ)』へ。まず妹尾がリードするが・・・。
中間部まではガバが連続するが、オブザベの時から気になった
3ピン目あたりから外傾ホールド＆カチしか見当たらない。ほんとに
5.10ａか？ルートミスしたか？結局、よくわからず左にトラバースして
迂回し右上、終了点までたどり着く。しかし、この終了点、リングボルトやら
ハンガーが4～5個打ってあるが、それだけ。ロアーダウンは無理なので
リングボルトにロープを直接通して懸垂する。
そして下へ降りるとき気付いた・・・。下から見ると外傾ホールドしか
見えなかったが、上向きに石灰岩特有のポケットガバがあったのだ。
完全にオブザベミス、自分のアホらしさがイヤになります、ホント。

次に澤井サンがトライ、中間部最後のガバから次のポケットガバまでのカチ
2手ほどが5.10ａなのか若干苦戦ながら奮闘の末トップアウト。
当然このままでは終われないので妹尾が再度トライでＲＰ、続いて澤井サンも
見事ＲＰ。上達するためには食い散らかさず、完食することが重要ですバイ。

昼前に移動してディンプル・フェイスへ。トンネル入口横のＦｉｘロープを伝って
上へ行くと、南向きに程よいスケールの壁が。二子山ほどではないが、
石灰岩特有のポケットが多数あるなかなか面白そうな壁。
早速、『消費税(5.10ａ)』に妹尾トライ。これまた石灰岩特有の、
「どれも使えそうで、どれも使えない」微妙なガバを繋げ、最後のピンから
縦に続くフィンガーサイズのポケット3手ぐらいが疲れた腕には微妙。
乾いているのでそこまで酷くなかったが、石灰岩の洗礼とも言うべき(?)
ツルツルスタンスも少し緊張するが、なんとかＯＳ。

続いて澤井サンがトライするが、やはり最後のピンからの核心ムーヴに
苦労している様子。フォールを繰り返しつつも最後は気合のトップアウト。
昼飯後、妹尾は壁の右端にある『春の雪(5.10ｂ)』にトライ。
しかし、このルートに限ったことではないが、この岩場は最初の1ピン目が
やたら高いので、少し緊張する。少なくとも新人をリードトライさせるには
向いてない。ガバは流石に少ないものの、かかりのいいカチや
少しツルツルなホールドを何とかこなし、縦ガバをレイバックで繋いで
何とか嬉しいＯＳ。なんかスタンスが見た目ツルツルなのでいつもより
足の置き方を注意してムーヴを組み立てられたのが良かったのか？

その後、再度澤井サンが『消費税(5.10ａ)』にトライ、しかし今度は核心に
集中するあまり下部のムーヴに少し時間がかかり、またもやＲＰ失敗。
「ＲＰトライはムーヴが判っているのだから、スピーディに登りなさい」、
去年のカナダ・スコーミッシュで吉田和正サンから言われた言葉が
頭をよぎる、他人事ではない。

その後、妹尾は『バースデイに乾杯(5.10ｂ)』にトライ。
後半が薄カブリになり、ポケットホールドも手早く処理しないとパンプが早い。
2ピン目左上の指2本のポケットから右上のフレークを取るまでが核心だが、
『消費税(5.10b)』のトライで消耗したのか、前腕に粘りがなくなりフォール。
まだまだ修行不足でゴワス。結局その後澤井サンも3度目のトライ失敗、
妹尾も仲良く2度目のトライ失敗ということで宿題が残りました。

帰りは時間ギリギリでバス停まで走るハメに(笑)、帰りの電車も爆睡で
澤井サンとはあまり話せなく申し訳なかったです。今回は行けなかったのですが、
奥多摩駅には澤井サンオススメの呑み屋があるらしいので是非今度
御一緒したいモンです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　【総括】

数字的な成果はあまりなかったものの、石灰岩の岩場はは2度目ということも
あり、全体的に1～0.5グレードくらい難しく感じました。そんな中でも
5.10bのオンサイトは自分としてはちょっと嬉しかったです。人工壁的な
体を積極的に振るムーヴがこなせたのはひとえにジムトレのおかげですかね。
ただ澤井サンのようにでかいフォールを繰り返してでも次のホールドを
取りに行く気迫が少し足りなかったのは反省材料。
最近ジムでも岩場でも本数じゃなくて短時間の集中トライすることが
結構、上達には重要なのではとも感じます。
フリーに専念できる季節もあと1ヶ月、仕上げの時期です。