2009年10月10日 前夜発日帰り
メンバー:L船山(東京YCC)、妹尾
三連休は、ど真ん中に先輩の結婚式があり残念ながらどこにも
行けないな、と諦めていたところに拾う神あり。
船山サンも日・月とハセツネカップの医療スタッフで予定が
埋まっていたらしく(お疲れ様です)、一緒に不動沢へ行くことに。
9日京王調布駅21:30~23:30みずがき湖東屋
~10日小川山8:00~20時中央道日野BS
前夜に調布駅で船山さんと待ち合わせ、船山車で出発。
本日は、みずがき湖の脇にある東屋にテントを張った。他に
パーティーはいなく、なかなか快適。朝起きると・・・雨・・・。
仕方なく、もう30分ほど寝て待つと雨は止んでいるが、
昨晩は結構降ったらしく、乾きの悪い不動沢は諦め、小川山に
転戦することにした。
3連休だが、初日の朝早い時間帯ともあってか駐車場の車は
少ない。まず親指岩・『小川山レイバック(5.9)』にてアップ。
船山さんはカムを4つのみでトップアウト、3ピン目までは
完全に落ちたらアウト。でもビレイしてて怖くないのが不思議、
やはり上級者は違う。続いて妹尾、久しぶりのクラックで
出だしのレイバック数手は緊張するが、やっぱりトラッドは楽しい。
移動して、最高ルーフの岩峰の看板ルート・『最高ルーフ(5.10d)』に
トライする。下部は夜の雨で乾きが悪いので、ショートカットして
2P目からスタート。
2P目:船山リード。少し右に回り込んで左上するクラックを辿る。
ジャムも効くし、スタンス・ホールドも豊富で快適。
ここは妹尾がリードしてもよかったなあ・・・。
3P目:船山リード。核心であり、岩峰名・ルート名ともなっている
ルーフが頭上に聳える。出だしは左手のクラックを
辿るようだが、船山さんはワイドクラッカーの血が騒ぐのか
右手のOW(Sqチムニー?)に取り付く・・・がかなり難しいらしく、
大人しく正規の右クラックへ。垂直に続くクラックを
キレイにこなし、核心のルーフトラバースへ。スタンスが
乏しいらしく、丁寧且つパワフルなトラバースをこなし
ルーフの抜け口も確実にこなし見事RP(実質OS?)。
さて、続いて妹尾がフォローで登る。垂直部分までは
問題なかったが、船山さんが手早くこなしたトラバースへの
乗り移りが難しい。シンハンドが2~3手続き、スタンスが
乏しいので前傾姿勢が苦しい。(後で聞くと、船山さんもココを
手早く行ったのは、楽勝ではなく悪かったから、とのコト。)
トラバース部分も、ハンドはバチ効きだが足はスメアなので
結構パワフル。とどめは抜け口、チョックストーン(動く・・)をガバ持ち
して次の一手はよく効くフィストだが、その次が悪く足もルーフの
抜け口であまりない。結局、テン山で悪戦苦闘、10年はえ~よ状態。
その後、今夏まつど岳人因縁(笑)のルート、『笠間のピンキー(5.10c)』へ。
このグレードなら、ギリギリOSいけるか?なんで入念にオブザベする・・・が。
ザァ~・・・・・、雨。
なんという意地悪。しかし暫くすると止んで晴れ間も見えてきた。
この程度の雨を言い訳にトライしないのはなんか悔しいので、
しばし待ってトライ。クラック部分はトポには5.10cとあったが、実際5.10a/bぐらい?
フィンガーもよく効くしプロテクションも悪くない。クラックからスラブへのマントルが
楽しい。ダイクで休憩し、さあいよいよ核心・・・・・が。
ザァ~・・・・・、雨。
なんで核心手前で~、と悪態つきまくるが悪あがきでハーネスに
つけてきたタオルでスタンスを拭いてみて突っ込む。
ムーヴはだいたい見当ついたが、一番重要な右足の外傾スタンスが濡れて、
クツも濡れ始め、あえなくフォール(笑)。その後、核心部分を2回トライするが
いずれもフォール(笑×2)。残念無念。岩場を回り込んで懸垂下降して、
ギヤを回収。相変わらず雨がシトシト。
しかたなく駐車場へいったん戻る。朝とは打って変わって車は満車に近い。
ドウシマショ?と船山サンと話し合った結果、ボルダーで遊ぶことに。
いつも横を通ると賑わっているビクターへ。今日も大賑わいで、マットは
持っていなかったが、周囲のボルダラーの方々に了解を頂き混ぜてもらう。
妹尾は初外岩ボルダー、手にはまだクラック用のテーピングが巻いてあって
超場違いな感じ(苦笑)。『コンケーブ(3級)』にトライ。カチを5手ほどつなぎ、
リップの乗っ越すが、この乗っ越しが核心。左手をスローパーで耐え、
左足を左腰上方にあるスタンスに乗せるが、ここは股関節の柔軟性が必要。
さらに体をズリ上げつつ右手を徐々にマントル返し。加えて初ボルダーの妹尾は
このムーヴを3mという高さで行うプレッシャーに負けて登れず。「ガンバ!」と
応援してもらってるのに情けなし。船山サンもやはりこのムーヴで敗退。
次にビクターの反対側の『サブウェイ(3級)』にトライ。中間部のカチの処理が
難しいトラバース課題。高さがなく怖くはないがやはり難しい。
結局これも落とせないが、とても面白かった。帰りに小川サンの車を発見。
日帰りなのが悔しいトコロ。帰りに船山サンはきたない大岩をマットなしで登る。
良いコのみんなは真似しないように(苦笑)。
【総括】
ルートはやはり足技がまだまだ足りないと痛感。よしんば雨が降っていなくても
『笠間のピンキー(5.10c)』はOSできたかどうか・・・。クラックにしてもフォローに
甘えてしまい、テンションをかけまくる始末。やはりグレードを落としても
リードしないとトラッドは上達しないと痛感しました。反省反省。
それにしてもボルダーっておもしろいと大発見(笑)。天気が悪くても容易に撤退できるし、
なにより、今現在妹尾が登るようなレベルのルートでは考えられないほどムーヴに
関して考える。そして正解を見つけるというパズルな感じがいい!
ボルダラーの皆様が盛り上がるのも納得。本日、マットを快くこのヘタクソに貸してくださった
ボルダラーの皆様、アリガトウございました。
ボルダーをやるには、柔軟性と岩の読解力がもっと必要だと感じたんで、
平日のジムトレもボルダーを真剣に取り入れようかなと。
コメント
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