2009年1月5日(月)~9日(金)
メンバー:CL妹尾
今年の冬シーズンは冬期登攀と平行して、2月の南ア、4月の北ア長期縦走を
考えている。その前座として、ラッセル&体力トレーニングを目的に八ヶ岳へ向かった。
5日(月) 多摩動物公園駅6:00~JR茅野駅9:30~蓼科山登山口12:00
~蓼科山頂14:40~大河原峠16:00(幕営)
茅野駅では、いくつかのパーティーがみられたが、蓼科方面のバスには
自分と男女二人組のみ。この時期は登山口までバスは無く、最寄の
バス停から1時間ほど歩いて、登山口へ。途中、旅館の送迎バスらしき車に
乗せてもらう。毎度のコトながらアザ~ッス。
登山口着。さあ、北八ツの雪深いラッセルを・・・・ 雪ねえ。
天気も快晴で、オーバーヤッケ着ると暑いし、インナーグローブさえいらない。
登山道は土が剥き出し。ラッセルどころではなく、残雪期状態。
まあでも、厳しいヤマが追求できないなら楽しいヤマを追及すればいい。
蓼科山頂まで、2回ほど他パーティーに会う。14:00頃、小雪が降り出し
ようやくいつものカッコにして登る。山頂は視界が悪い。とりあえず淡々と進む。
16:00大河原峠に幕営、東の麓に街の明かりがキレイ。
6日(火) 大河原峠7:15~双子池ヒュッテ9:00~北横岳12:30
~縞枯山14:30~麦草峠15:30
今回の山行は来る南ア・北アの縦走を想定したトレーニングなので、
一日の行動時間もそれを考慮したシュミレーションにしている。
去年の残雪期北ア縦走を教訓に、2週間以上の長丁場なら
1日の行動時間を7時間前後に抑え、行動日は3日連続したら1日休養を入れる
作戦を基本に据えた。通常の山行なら7時過ぎ出発は遅いが、
いかに体力の消耗・負担を削るかが長期縦走成否のカギかと思う。
双子池までは順調だったが、なんと道を間違えた。
行き先に間違いなかったが、チェックポイントの北横岳をショートカットする
ルートに入ってしまい、途中で引き返す。
こういった案内板の豊富なルートは、得てして地図を見るのが疎かになるので
注意。気をつけねば。
双子池からは、人があまり入っていないので、表面がクラストで中がスカスカの
雪でようやくラッセル(?)らしくなるが、雪に埋まるというより雪が抜ける感じで
ワカンも意味あるのか?状態。でもまあ、ようやく冬山らしくなる。
しかし、北横岳からはロープウェイが付近にあることからもあり、
歩きやすくラッセルには程遠い・・・。当初の予定より1日早く麦草峠へ。
7日(水) 麦草峠6:30~中山峠8:30~東天狗9:40
~硫黄岳12:15~行者小屋15:15
本日もシュミレーション通り7:00出発・・・はヤメタ。
これだけ雪少なくて歩き易いと、シュミレーションにならないのは明白。
そこで昨晩、妙案を思いつき先を急ぐことに。天気は相変わらず快晴。
硫黄岳の登りで、昨秋少し傷めたヒザが疼く。無理しないように。
ここから、いよいよ八ヶ岳特有の強風と寒気、覚悟ォ。
と、思いきや横岳周辺から不思議なことにパタっと風が止む。
東面からは勿論、西面からもほとんど凪いでいる状態、むしろ気味悪いので
先を急ぐ。この日は体力温存するため、稜線には幕営せず行者小屋まで下る。
8日(木) 行者小屋6:30~赤岳8:15~権現岳12:10~編笠山13:40
~観音平16:00~道の駅17:30
本日は、このまま行けば実質上最終日。当初は北八ツの猛ラッセルを想定し、
7泊8日を想定したものが3泊4日になる。ここら辺の見通しの甘さはまだまだ素人。
赤岳までは順調で、その先のキレットは雪が少ないため脆い岩のガレ場と
ザラメ雪のせいで、アイゼンだと緊張するし時間がかかる。
ところで、一昨日に思いついた妙案とはそう、この縦走をさっさと片付け、
かねてから考えてた旭岳東稜を登ろうというもの。しかし、今は縦走メインの装備しか
手元に無く、一度日野へ帰らないといけない。さらに僕は貧乏で、交通費を削るため
青春18切符を今回の山行にも使用しており、今回の山行の帰りと旭岳東稜の行きを
同じ日にすれば、片道分の交通費(¥2000以上!)が浮く計算だ。
というわけで、今日はたとえ今日中に日野に帰れたとしても帰らず、小淵沢駅周辺に
留まるコトとし、明日朝イチで帰宅する。
編笠山辺りで、疲れが出てきてなかなかペースが上がらない。
まだまだ精神的にムラがあるのか、こういった「後は下るだけ」の単調な下りや歩きは
本当にペースが上がらず、苦手。
日没前に道の駅に到着。裏手の林中にコッソリ幕営。(関係者各位スミマセン・・・)
9日(金) 道の駅4:30~JR小淵沢駅5:30~多摩動物公園駅9:00
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。