10月28日
日置、馬場
駐車場6:30―巻機山非難小屋10:30―巻機山山頂―巻機山非難小屋11:30―駐車場13:40
前日に米子橋手前の駐車場で幕営、当日朝、工事用道路を歩いて入渓点に向う。
巻機山の紅葉は麓でももうバラバラ、尾根の上はすっかり落ちてしまって寒々としている。遡行の始まりは伏流のゴーロ歩きで面白くない。
水が出てきたところで装備をつける。短い沢で水量も多くない。前半一箇所だけ高巻いたが、ほとんどの滝は直登可能。馬場さんを確保するのに二回ほど上からロープを垂らす。言うほど悪い悪場はないが、ただスラブな沢の為、傾斜がなくても滑れば下まで落ちてしまいそう。
上に行けば行くほど綺麗な沢で、気がつくと森林限界を越えており、黄色くなった草原の斜面が稜線まで続いている。その真ん中のナメ沢を歩いていくのだから気持ちがいい。
地図を見てここだと窪みを登っていくと、薮漕ぎ無しで目の前に非難小屋が現れた。新築二階建てでピカピカ、バイオトイレに非常用無線機もついた五つ星の素晴らしい小屋だった。登ってきたすぐ隣が水場になっていて、テントも何張りか張れそう。ここに荷物を置いて山頂に遊びに行く。
山頂も草原の中。ちょっと風が冷たいけれど、素敵な草原の稜線である。なぜだろうか、山頂の標識が山頂からずれて低いところにたっていて、本来の山頂には何もなかった。
帰りは米子橋まで登山道を真っ直ぐ下る。良く整備されていて歩きやすい。
下山後、せっかくなので温泉に入っていくことにする。昭文社の地図を見て適当に入ってみたのだが、これが稀に見る大失敗。料金千円タオル付と言いながら、貸してくれるのは手拭一枚、湯船に浸かれば硫黄の臭いでなく塩素の臭いが、どうも循環しているらしく、お湯も湯船の底から回収されている。もう最低のインチキ温泉だった。
コメント
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