9月22日~23日
日置、盛山
9月22日
入渓点10:00―潜滝15:00―弥平衛平小屋16:30
何だか遅くなってしまった。十時頃入渓。
赤い岩を水がさーっと流れている。この前に行った大行沢も同じナメ沢でつい比べてしまう。どちらかと言うと私はブナの森の中をさらさら流れる大行沢の方が好きだけど、大滝沢も悪くはない。
立派な120メートルの大滝、下から眺めて何とか登れないものだろうかといろいろ言ってみる。下部はどうやら登れそうに見えるけれど、その上はどうだろう、傾斜は落ちているけれど、ホールドスタンスはほとんどなさそう。登ってみたいけれど、これだけの大きな滝で、装備も不十分なところでは安易に取り付くべきでない。よく踏まれた巻道を登った。
また暫くして、前方に先行パーティー発見。へつりに苦労している模様。順番待ちの間、厳しそうだな、落ちるんじゃないかなとじろじろ視線を送っていたが、何とか一人も落ちずに突破してしまった。さあ我々の番だと取り付く。細かいホールドで確かに厳しい。だがそこはコソ練効果で何とか突破。が、後から続いていた盛山隊員はあえなく沈没、釜の藻屑となる。彼はその後も無理やり登った滝の落ち口で動けなくなり、上から垂らされたロープで何とか助けられる等、今回の彼はちょっとダサかった。
沢の上部では続いていたナメもなくなり、ぬるぬるどろどろの気持ち悪い様子になってきた。だんだん飽きてきたので、潜滝の下まで行って登山道に上がってしまった。
この日は弥平衛平小屋に泊まる。水場が少し遠いけれど、広いし綺麗でなかなかだ。
9月23日
弥平衛平小屋―東大巓―家形山―滑川温泉
稜線を歩いてから帰ることにする。久しぶりの縦走で嬉しい。稜線の広葉樹はちょうど紅葉していたのだけれど、針葉樹が多いのでちょっとまだら。家形山から五色沼を見下ろしてから、滑川温泉に下る。この部分だけあまり整備されておらず、ちょっと歩きにくかった。
温泉で汗を流してから帰る。盛山隊員はその辺の直売所で新妻に傷物の桃を一箱買っていた。彼に言わせると、やはりこういった心遣いというものは大切らしい。とりあえず彼の山登りに対する規制はないとのこと。場合によっては不倫騒動、ホモ疑惑等、デマによる盛山解放運動が必要かとも討議されたが、今のところその必要はなさそうである。仙台に行くたびにそのラブラブぶりを見せ付けられるが、全く羨ましい限りである。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。