6/17 L盛山、松沢、斉藤
一ノ倉沢出合4:45--幽の沢出合5:15--6:30カールボーデン下部--9:00トラバース地点--10:00要上--
15:00終了点--16:00登山道(堅炭尾根→芝倉沢下降)--18:30一ノ倉沢出合
2週間前敗退した幽の沢にリベンジをする。
幽の沢は相変わらず雪に埋まっている。
今回は12本爪アイゼン装備でガンガン登る。
やはり上部は凍っており、前爪とバイルを効かせて、
登っていく。
最上部の亀裂は以前より大きくなっている。
バーティカルリミットの真似をして飛び移ってみる。
そんなこんなで以前にカールボーテンに乗り移った地点より同じく岩に張り付く。
靴をクライミングシューズに替え、登り始める。
前日までの雨の為、岩は斑に濡れている。
カールボーテン右端の右俣リンネ脇のカンテを登る。
ここよりザイルを結ぶ。
ピンは少なくハーケンを打ち足しながらの登攀となる。
技術的には難しくはないが、ピンを打つ為時間がかかる。
4ピッチ程ザイルを伸ばすとトラバース地点の支点へと辿り着く。
水が流れている右俣リンネをトラバースし、テラスに着く。
1畳くらいのスペースがあり快適。
さて要(T2)は?
1ピッチ目:見当たらないので、右上して行く。
2ピッチ目:次は左上し左ルートとの分岐点へ。
3ピッチ目:右ルートに入り、右上。
4ピッチ目:右上してルンゼ下部へ。
ここまで、ピンは少ない。支点のピンもろくな物はない。
5ピッチ目:ルンゼを登る。ピンが多くなり、支点も
しっかりしてくる。
6ピッチ目:濡れたチムニー。中に入らず登る。
7ピッチ目:岩場混じりの草付き。
8ピッチ目:草付きの藪漕ぎ+岩。
1畳程の岩稜の上部にて終了。
安全な所まで移動し、ザイルを解く。
ハエやらアブやら虫が多い。
攻撃を受け非常に痛い。
錯走する踏み跡を辿り、堅炭尾根を目指して登る。
いい加減嫌になってきた所に登山道にでる。
今回のV字状岩壁右ルートは幽の沢入門ルートと言う事もあり、技術的な困難さはなかった。
しかし、ピンが少ない精神的な負担が強く、ハーケンを打ちながらの登攀は時間がかかった。
ある意味本来のアルパインに近い物だったかもしれない。
ピンを探しながらの登攀よりは、自分でルートを見つけていく楽しさがあると思う内容でした。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。