やっぱたまには何か書かなきゃ駄目かな。
やっぱ、何もないと寂しいよな、よし、少し書くか。
先日、暑いから泳ぎに行きたい言うので、M澤隊員と笛吹川へと車を走らせた。
高速を下りた後のコンビニでのこと。タイツに半ズボンを履いた、やる気満々おお俺達これから登りに行くんだぜみたいな男4人くらい組に遭遇。泥、埃なんかまるで縁のないようなその清潔感あふれるスタイリッシュな格好に暫く呆然。すごい気合だ、オーラを感じる。いったいどんなところを登るのだろう、半袖短パンサンダルでどこに何をしに行くのかまったくわからない我々とはまるで違う人種のように思えた。
彼らが去った後、こんどは最近流行りの山ガールたちがやってきた。ちょっと嬉しいのでこっそり観察すると、やっぱりタイツ、半ズボンが腰巻に変わったくらいでさっきの連中とそれほど変わらないではないか。
おお。急に目の前が明るくなったような気がした。
タイツに半ズボン、女子なら腰巻、泥や汗とは無縁のような清潔感。これがなくては彼らの生息域の入り込むのは不可能なのだ。いくら山に入る前と言っても、半袖短パンサンダルのやる気のない格好で、コンビニで百円紙パックジュースを買って使い古しのペットボトルに入れ替えているようでは、たとえ山で出会ったとしても、ただの怪しげなむさいおっさんに成り下がってしまう。違う世界の人間と見えない壁が出来てしまうのだ。こんなんで山ガールと仲良くなろうとは百万年早い。勝負は山に入る前から始まっていたのだ。必要なのは山に入る前からタイツに半ズボンという意気込だ。
これからは我々もタイツに半ズボン以外は着用禁止にするか、更に露出度を上げてセクシーさもアピールしようか。今後の会の方針について熱く語られ、登山口でも山ガールをチラ見しながら熱い想いを胸に抱きつつ山行を終えた。だが、それでも彼らを見習って西沢渓谷で爽やかにハイキングなんていうのはどうしてもできず、山ガールなんか絶対いにいない激流渦巻く薄暗いゴルジュへとしっかり突入してきてしまうのだから、いったいどこまで本気なのか、やる気があるのかないのか、まったく怪しいものである。実際に行動に移せるよう、全員強い意志を持って努力してもらいたいものだ。
まつど岳人倶楽部は、
健康で文化的な最低限度の若者が集う、
さわやかで清潔な山岳会です。