山岳関係としては大きな事故として報道され、刑事訴訟事件にまでなった大日岳の雪庇崩落事故についての書籍が発刊されました。
『北アルプス 大日岳の事故と事件』(ナカニシヤ出版)、訴訟された山岳ガイド諸氏(文部省主催であったのだが・・・)、その支援者、弁護士、雪崩の研究者の方々による本です。
この本は事故報告というだけでなく、山岳事故が事件となってしまってからの活動、さらには、雪庇がなぜ崩壊したのかを追求しています。
ルポライターが聞き書きでまとめたような本ではなく(そういう本はその人の主観が入っちゃうので・・・)、当事者たちが目的意識を持って編集している本なので、読んでみてね。なかなかこういう本は出ないですし、本として出版したことはスゴイと思います。私も読んだら回します。
追伸:海津さん訳、ママリー著の『アルプスコーカサス登攀記』も売れているそうです。こちらも読んでみてね。
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