8/5〜6 れい、あんぺー
暑いので沢登りで金山沢の大スラブを登りに行ってきました。
1日目
730駐車スペース〜1130大滝下〜1245第一スラブ〜1630第二スラブ上〜1845最後の二股
2日目
530最後の二股〜700割引岳〜730巻機山〜1000桜坂駐車場
桜坂駐車場にそれぞれ車で集合し、1台はデポ。もう1台で古峰山登山口へ向かう。
登山口で準備をしようと外に出ると、大量のスズメバチがお出迎え。車にバチバチぶち当たっている。逃げて車から離れてしまい、車に戻れない!
隙をついてダッシュで車に乗り込み、一度下の田んぼまで退散。
周辺を探した挙句、田んぼの路肩に何台か停められるところがあったので、駐車させていただき、7:30出発。予定を1.5時間オーバー!
取水路の踏み跡を辿って行くと、その終点あたりで堰堤のようになっており、そこから入渓できる。進んで行くと、ハイボールの名課題ができそう岩がゴロゴロしている。
滝を登ったり巻いたりしながら進んでいくと、水量2:1くらいの二股に着いた。右が黒岩沢。
左の滝を登ると、すぐ50m大滝。ここで11:30。トポではここまで3時間と書いていたが、4時間かかってしまった。予定より2.5時間遅れ!
50m大滝の高巻きはドンピシャで滝の落ち口へ出た。12:45に第一スラブ着。あんぺーはアクアステルスなので問題なくスイスイ登る。僕のフェルト足袋では滑りまくるのでクライミングシューズに履き替えた。ここで苦戦した記録をいくらか見たので、一応コンテで行くことにした。
シューズが違うせいか、僕の体力がないのか、あんぺーについていくのにバテる。
第ニスラブもフリクションで登って行く。途中でのっぺりした岩の下を右にトラバースしたあと、滝の落ち口まで行く時はビレイして登った。16:30に第二スラブ上。
ここからはまたフェルト足袋に履き替え、ナメを歩いたり、滝を登ったり高巻いたり。まだあるんかい!というくらい滝が出てくる。心配していた雪渓は残骸があった程度。
いくつかの二股を越した後、水流沿いにある僅かな平地にビバークポイント発見。焚き火の跡もある!確か18:45くらい。このすぐ上が最後の二股。
着いたら顔の周りに大量の虫がたかってきた。ここであんぺーが準備してくれたネットを被り、焚き火。
夜はシュラフカバーとダウンジャケットで寝たが寒くて目が覚めてしまった。ツェルトを被ると少しマシになったが、やはりあまりよく眠れなかった。
朝は5:30発。枯れ滝をいくつか登ると、藪エリアに入る。ネットを顔に被り、藪漕ぎ開始。途中から木が立ちはだかり、結構しぶとい。藪を泳いで、木を登る。7:00過ぎに割引岳の山頂にドンピシャで出た!
少し休んでから巻機山経由で10時過ぎに下山。途中で足がプルプルになった。
沢登り経験の少ない自分にとっては登りきれるか心配だったので、記録を読みあさった結果、シューズと、第二スラブのルート取りがポイントということが分かり、そこを気を付けました。スラブ帯は一ノ倉のテールリッジとかハーフドームのスラブフォーエバー部に、たまに水が流れてるというような印象でした。
第二スラブが終わった後、目処がついたと思って巻機山の避難小屋まで行ってもいいんじゃないかという話が出たのですが、2日目藪漕ぎして、1日目に来なくてまじで良かったと思いました。あと2時間くらい早く着いてたら、行ってしまってたかも。スズメバチがたかってくれたおかげで無理な行程しなくて済みました。これ日帰りはかなり辛いです。
田んぼの路肩に停めた車に戻ってきてから程なく、ミニパトがやってきました。ここに停めたらまずかったか!?と思ったら、昨日から車がずっと停まってて、戻ってきた様子がないから誰か沢に入って遭難したんじゃないかという話になり、パトカーやら人が集まっていたとのこと。スズメバチのくだりを話したら、いやいや良かった良かったと言ってくれました。ご迷惑おかけしました。
ネットの記録には、何ともなかったというものから、第二スラブのルートをミスしてビバークしまくったというものまであり、どれも参考にさせて頂きました。あと野島さんにもアドバイスいただきました。充実の沢でした。皆さんありがとうございます!