2014 9/13~14 小川山 メンバー ユースケ、サヌー
マルチ練習ということで小川山へ。
13日
小川山レイバック5.9
恐らく日本で一番有名なクラックルート。
私にとってはカムなどのナチュラルプロテクションのみで登る初めてのクラッククライミング。
下部は細めのクラックで上部は快適なハンドクラック。核心は下部の3手ほどのレイバックか?中間のレッジで完全にレスト出来てしまいます。
ドキドキしながら登り始めたが以外と簡単。パラレールなクラックなのでカムもよく決まる。中間のレッジでよく休んで冷静に上部もこなせた。ふたりともオンサイト。
ロトシックス(5.10a、3P)
あみだ岩エリアのマイナーなマルチ。
1P5.9+ サヌー
出だしはしわの入ったスラブを登り、核心は中間のハング越え。ハングの真上にボルトがあるのでリードだとしてもプレッシャーは少ないだろう。
2P5.10a ユースケ
1ピッチ目終了点から真上のハングを登り、スラブをトラバース、上部ハングを弱点の短いクラックから登り、2mほどの細かいスラブを超えて終了点へ。
30mほどの長めのピッチだがボルトは三本しかないとのことで、ところどころカムを決めて登った。小川山はボルト間隔が遠いと聞いていたがNPがしっかりつかえれば問題ないように作られているのだろう。
オンサイト。
3P5.10a サヌー
手がかりというよりはカムをきかせるためのクラックがあり、じっさいはほぼステミングで登る。上部のかぶりは岩が緩い気がして怖かった。
相棒がリードしたが、最後の2個のカムはかなり甘かった。もし落ちればグラウンドだったかもしれない。NPの恐いところだ。気をつける必要がある。
オンサイト。
そのままニピッチの懸垂をして終了。
途中ボルダーエリアでエイハブ船長(1級)の見学や、小川山レイバックの裏のクレイジージャム(5.10d)の見学をしていた。
テントに戻ったが思ったより早かったのでもう一本登りに行くことにする。
小川山ストーリー5.9
小川山で有名なルートその二である。
簡単なスラブだがとにかく長い。相棒のビレイをしている最中に日が暮れてしまい私はトライできず。
相棒に文句を言うとビールを奢ってくれた。実は私は特に興味のないルートだったので儲けものであった。
14日
屋根岩方面へ。
スラブばかりで飽きるのでフェイスもやりたいと言う話になった。途中の純情岩というところでショートルートにトライ。
コロッケ5.9+ ユースケ
くねくねと曲がった二本の短いクラックを登る。あまり登られてはいない様子であったがこの後のセレクションのクラックの練習と思ってトライ。上部のジャムを効かせながらのカムのセットで肩に少し違和感を感じた。痛みをガマンしながら登る。
純情太平のかかってきなさい5.10b/c
カンテからフェイスに移り、上部のアンダーホールドをとってからマントル返し。
核心はマントル返しで、アンダーホールドの次は手がなく、バランス感覚が重要になる。ここでフォール。あと少しだったのに残念だった。
サヌーはぶじRP
少し膝が痛んだので、僕はビレイに徹してから屋根岩二峰に移動してセレクション(5P5.8)へとりつく。
なんと六パーティーもの大渋滞。あとからあとから人が来る。昼ご飯を食べながら待っていると2P目が登れなかったらしく前のパーティーが降りてきた。急いでクライミング開始。
余談だが、このパーティーに回収できなかったヌンチャクを僕に下へなげてくれ、とお願いされる。別にやってもかまわないがそのヌンチャクまた使うの?20m位は落ちるよ?と思ってかなり心配になった。
1P5.8 ユースケ
くの字型のクラック。ほんの3、4メートルほどのクラックだが、一手目がハンド、二手目がフィスト、3手目は水平にハンドと面白かった。
2P5.8 ダイアモンドスラブ サヌー
傾斜は無いが、つるつるのスラブ。特に二本目から三本目までのボルトの間はほとんど何も無い。リードじゃなくて良かった。
本当に5.8か?上部はポケットホールドが出てきて登りやすくなる。サヌーはザックしょってアルパイン用の靴で登っていった。中々やる。
3PチムニーⅣ級 ユースケ
岩と岩の間をニー&フットでずり上がる。冷静にやれば絶対に落ちはしないだろうがプロテクションが無いので恐いし、ずり上がるのは非常に疲れる。
4P5.8 リード ユースケ
オフウィドゥス?からチムニー、スラブを上がって終了点。
相棒がカムを使うのを嫌がったためリードを交代。
体を半分クラックに入れてずり上がる。ほとんど初めてのクライミング技術だったので、こんなことしてていのかな?と思った。時間がかかった。
5P Ⅲ級? ほとんど歩き
本来ならここからトラバースのピッチ、短いクラックに入るはずが、気づかずに通り過ぎてしまった。ビレイ点にまどわされてしまった。
次回来たときに登ろう。
頂上で写真を撮って、最高の天気と景色の中昼食。
懸垂ニピッチの後、少し歩いて取り付きに戻った。
懸垂は少しもたついた。ユースケがニピッチ目の懸垂支点を見逃して下りすぎてしまったため登り返しを行った。辛かった。
帰りに水晶ボルダーエリアを見学。
“不可能スラブと呼ばれる五段のボルダーを見学。コレを登る人間の手には吸盤でもついているに違いない。きっと前世は爬虫類の類いだろう。
テント場で少しボルダーをして帰京。まさかの45㎞の渋滞のため、東京についたのは翌朝の六時だった。なんのために早く小川山をでたのやら...
今回は膝が心配だったのであちこち回ったり、グレード更新を狙わなかった。次回来たときは膝を完治させてもっと積極的にせめていきたい。
早く膝が良くなってほしい。
以上。
コメント
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