2014/7/5~6 CL:盛山(記)、他1名
特に大した内容ではないので報告あげるもの迷いましたが、まつど岳人は一応こんな事もしているよ的に報告をUPします。
珍しく一般道登山です。
テーマは「癒し」と「復活」です。(なんのこっちゃと思われるかも知れませんが、人生いろいろあったのですよ・・・)
初めは単独の予定だったので、池ノ谷でもつめてその辺りのバリエーションルートを眺めて、適当に幕営して剣を満喫するつもりでしたが、諸事情によりバリエーション初心者(山はそれなりに登ってます)の妹を連れて行くことになり、梅雨時の微妙な天気も手伝って、大人しく早月尾根で登頂することに。
ところが雪渓が嫌らしい感じで残っており、これは雪渓処理に慣れていない人は厳しいね~といった感じでした。
<記録(ちょっと記憶が曖昧)>
7/5(土) 馬場島6:00-11:30早月小屋
7/6(日) 早月小屋4:00-9:00山頂9:20-12:30早月小屋13:00―16:30馬場島
<内容>
1日目はアプローチのみ。天気も微妙な感じで時折雨が降るが、時々晴れたりでまあなんとも。
途中で毛虫の襲撃にあいザックが毛虫だらけ。
この季節は要注意。
あとはせっせと登って行けば少し雪渓が出てきてほどなく早月小屋に到着。
昼前に到着であとはダラダラと過ごす。
小屋はまだ営業前だったけど、しっかりテンバ代は取られました・・・
夕暮れ時に雨が上がり、青空が見えてくる。
明日の天気は期待出来るかも。
夕食はオシャレ山行をしている妹レシピで何やらこだわった食事を頂き、久々に兄妹でいろいろな話をしつつ就寝。
2日目。
起きてみると・・・ビミョー。ガスってます。
行かないのもなんなんでとりあえず食事をして出発。
雨が降っていないだけましか。
大げさかなと思ったけど、ハーネス・ギア・ヘルメット装着で出発。
雪渓の登り。
なんてことないなと思っていたら、ルートが分からんではないか。
ガスっているし、先が良く見えんな・・・
適当に進む・・・結果ハマッてザイルを出すことに。
まあ、妹はビレーを知らないので私はフリーですが。
さすがに山で妹に死なれるのは寝覚めが悪いので安全第一です。
腐った雪渓の急斜面をザクザク登り、稜線に出て見たり、それらしい踏み跡を辿ってみたりしながら高度を稼ぐ。
結局登りでザイルは3ピッチ、1ピッチ、1ピッチと3回くらいところどころ使用して、しっかりした夏道になりました。(結構雪渓に埋まっている)
ザイルは主にトラバース斜面での確保ですが、確実に滑落停止技術をマスターしている人でないのであれば、ザイル確保した方がよろしいでしょう。
雪が腐っているのでズルズルと落ちる可能性があります。
場所によっては落ちたらサヨナラです。
嫌らしい雪渓を登りきればあとは基本は一般道なので、特に難所もなく登って行く。
雪渓で苦戦している間にガスは徐々に薄くなり、山頂が見える事には素敵な青空が。
そしてようやく山頂到着。
山頂では海まで見える眺望。
梅雨時期にこれは奇跡でしょう。
山の神様、ありがとう。
これからも強く生きて行こうと思います・・・と心機一転して山頂を後にする。
ちなみにこの日は誰もおりませんでした。
微妙な時期なので皆登らないのかな。
さて、下山です。
山頂での晴天はどこへやら剣はまたガスのなかです。
雪渓のトラバースは一応確保。
っと、妹ずり落ちました。
ただのボディビレーだけど簡単に止めて事なきを得て、兄としての尊敬を得る。
そんなこんなで雪渓に時間を取られ、予定よりだいぶ遅くなって早月小屋に帰ってくる。
結局、下山したのは16時過ぎており予定よりだいぶ時間がかかった。
<総評>
残雪の早月尾根は一般登山者は止めた方がよいレベル。
雪渓の歩き方・滑落停止技術は必須。
そうでなければザイルでの確保が必要でしょう。
アルパインクライマーなら特段問題ないレベルだが、12本爪アイゼンとピッケルがあった方がよいです。
コメント
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