2013年7月22~24日
メンバー:安齋 CL(記)、岡田(会員外)
天候に恵まれず過去2回敗退したルートへ、リベンジしに行ってきました。
さて、今回は・・・?
7月22日(月)
深夜バスにて、5時半ごろに上高地へ到着。
賑やかな河童橋周辺を抜けて進み、徳沢を過ぎれば人も疎らとなる。
◆9:20 横尾谷渡渉
岩小屋から少しだけ下流を渡る。深いところで膝上から腿くらいなのでこの時期としては水量が少ないと思われる。2年前は腰上まであり、危うく流されそうだった為警戒していたが良かった。
一ルンゼ押し出しを大汗をかきながら詰め、T4尾根取り付きへ到着するが、雪渓がしっかりと残っているのでじっとしていると一瞬で汗冷えしてしまう。
◆11:00 T4尾根取り付き
●1P目 岡田リード IV
ピンが少ないので注意。荷物が重いので慎重に。
●2P目 安齋リード V
傾斜は強くなるが、ホールドは大きい。
やっぱりピンが少ないので、カムが有効である。
パッと見たところT4尾根にはまともな残置はひとつもないので、ナチュプロ持参が無難。
●樹林帯 II 70m
ロープを付けていると落石の誘発しやすいことを思い出し、少し上がったところできって、ノーロープで行くよう伝えるが、ちょうどいいところが無い様なのでそのまま行く。
案の定ロープで落石を起こし、ソフトボール大のものを喰らってしまったが、バウンドした後で勢いが無かったので無傷で済んだ。
●3P目 岡田リード III
ポツポツ雨が降り出して、濡れた岩が滑る。
カム回収に難儀。かなり粘り諦めかけたころになんとか回収成功。
カムセットの練習ちゃんとしましょう!無理やりは駄目です。
◆13:00 T4到着
暫し休憩し、ようやく雲稜ルートへ取付いた瞬間本降りの雨となる。
いったん降り、様子を見るが回復の見込みが無いので、停滞を決めビバーク準備。
すっかりびしょ濡れになる。
その後も晴れたと思ったら土砂降り、というような状態なので隙を見て飯を食い、就寝。
7月23日(火)
ツェルトの中でまどろみながら、ずっと雨音を聞いていた一晩が明ける。
明るくなっても断続的に激しい雨で、天候回復を10時過ぎまで待つが、徒労に終わる。
敗退決定。ずぶ濡れになりながら下降する。
横尾本谷を再度渡渉するころには雨は止み、日差しを感じる程に天候が回復するが、相変わらず屏風岩はガスに包まれている。
途中濡れた装備を乾かしながら進み、徳沢泊。
7月24日(水)
朝から雨である。とぼとぼ歩き上高地へ。帰京
何度追い返されても諦めませんよ。
また来ればいいのです。
コメント
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