2011年1月22日(土)~23日(日)
メンバー:CL盛山、SL松澤、鈴木、斉藤(土のみ)、妹尾(記)
八ヶ岳や黄連谷でアップ?を済ませ、2月に目指すアイスルートに向けて
各自レベルアップすべく、北関東アイスツアーへ向かいました。
22日 新宿駅7:30~足尾銅親水公園10:10~黒沢取付12:45
~黒沢F4終了点15:00~黒沢取付16:30~親水公園17:45
~道の駅しもにた20:30
盛山車でメンバーを新宿でピックアップし、東北道経由で一路松木沢へ。
ゴルゴサンが緊急事態?で急遽お休みとなり一同残念がるも、特に問題もなく駐車場で準備して出発。本日は快晴、この時は風もなくちょっとフリースでも汗ばむくらいの小春日和。皆、松木沢は久しぶりだったのでチョット道を間違えたこともあり、ウメコバ沢ではなくその手前の黒沢にするが、到着は昼過ぎ。
先行パーティーはすでに下降してきて一言。
『今から登るんですか?』
我々はなんという不良山岳会(笑)?いやいや、マッタリ行きましょうや。
F1はつまらなそうなので左岸を巻いて、登りF2?はナメ滝なのでさっさとあがる。F3(Ⅲ+?)で2人組の女性パーティーが先着してましたが、譲っていただいたので斉藤・盛山・妹尾組と松澤・鈴木組で左右に分かれ登攀開始。
こちらはアタルサンリードでスタート。盛山サンは本気カメラで撮影モード。あちらは松澤アイス講習会開催中で、松サンの怒号コーチのもと、鈴木サン頑張ってリード。氷結は少し甘いところがあるが、まあ登れる感じ。F4も再びやる気満々アタルサンにリードしてもらう。盛山サンはなんだかんだ言って鈴木サンの様子見にF3の終了点に行ってしまう。さすが会長、面倒見が良いです。
まあ、あっちはあっちに任せて(←無責任)、とっととF4をフォローで登り下降。
氷結はF3同様、まあ普通に登れる感じです。松・鈴組はそのままF3で下降、寒風吹く中なんとかヘッデンなしで駐車場まで帰りました。さて、あしたドコ行こう?と皆々様喧々諤々話し合い、盛山サンはウトウト・・・・ヤベェ(笑)。日帰りのアタルサンを前橋方面にリリースするならその勢いで西上州行くべ、と結論もでて一路西へ。前橋駅で無事アタルサンを解放して上信越道経由で下仁田の道の駅へ。
今夜はなんとスキヤキ!日常生活でさえ稀だとうのに・・・(←オマエだけだよ涙)
鈴木サン、いい仕事しますねェ。
23日 道の駅7:20~8:20神津牧場林道~9:00入門砦
~シャイアン・リトルインディアン他~林道16:30~京王八王子駅19:30
お肉食べて元気100倍!というのは大袈裟ですね、スミマセン。
鈴木サンは新品クオークを朝から車内でずっとガリゴリ磨いでました、恐るべきモチ。妹尾の去年のうっすらとした記憶を辿りながら神津牧場を過ぎて凍結した林道を頭文字Dなみにドリフトしながらも、盛山サンの見事なカウンターで切り抜け無事到着。御丁寧な赤布を辿り谷を下って入門砦に到着。
一見すると、シャンデリア状にも見えるけど西上州独特というか、この形状でもしっかり硬く凍ってるんですね。盛山サンリードで各自トップロープでアップ。妹尾はその上のコマンチとナバホを偵察に行く。コマンチはなんとか登れそうだが、ナバホは傾斜が申し分ないものの、まだ薄く取付くにはちょっと危ないので大人しく戻る。
去年はここら辺しか登らなかったので、このエリアの看板ルート?シャイアン・アパッチに盛山サンとご挨拶へ向かう。松・鈴組はコマンチで昨日に引き続き松澤アイス講習会の模様。
暫く移動すると右手にド~ンと二本のツインタワーが聳え立っている。
これは是非とも登らねば、と俄然やる気↑。チェロスキー・シャイアンは登れるが、アパッチはまだ氷柱チックで発達段階。ぶっ壊すと来週来るパーティーの皆様から大顰蹙なのでシャイアンにトライ。下部はそこそこの傾斜だが、核心は上部の短いながらもバーティカルな部分。
盛山サンに貸してもらってるシャルレM10で立ちこみは驚くほどほど楽で、気がついたらかなりランナウト。途中、リーシュレスのコードとランナーが引っかかるアクシデントが発生するも今回のV級一撃に燃やす執念はまじパねえよ、という感じでパンプしながらも嬉しいオンサイト。(アイスってこんな言い回しするんでしたっけ?)
今回はかなりクライマーズハイってたんで、ランナー4本しか取ってなかった・・・・。盛山サン曰く『見ててヤバカッたよ・・・・』、ホントスミマセンでした。続けて盛山サンもシャイアンを無事完登。やはり普段登ってるゲレンデより傾斜の強い部分が長いので、レストのタイミングが重要ですね。
一度入門砦に戻り松サン達と合流後、もう一度シャイアンへ。さっきトップロープを張っていたので今回は指導役を任せきりにしてしまった松サン達に遊んでもらう。最初はおっかなびっくりだった鈴木サンも、最後はかなりスムーズに登ってしまう。先ほどのリードの苦労は一体(涙)。
ホントはさっきのリードで『今日はもういいかな~』なんてヒヨってましたが、ふとさらに奥を見るとなんとチムニーの奥に立派なアイスがあるではありませんか!リトルインディアンですよ。これはヒヨってる場合ではゴザイマセンヨ!でも下部3mほどがかなり脆そう。でも突っ込みますYO!やる時はヤル、これがまつどクオリティ、テストに出ますよ。
さっきのクライマーズハイぶりを反省し、今回はランナーをしっかり取るツモリでしたが下部3mほどはやはり悪い。正面の氷はまだ本格的に発達しておら、シャンデリアなのでチムニー両側面の岩とベルグラにスタンスを拾ってアックスもフッキング主体。
もう少しでしっかりしたアイスに届きそうなところでスタンスのベルグラが崩壊、完全に足ぶらムーブ(笑)。左アックスがしっかりかかっていたのでギリギリセーフでしたが、オッかなヒヤヒヤ。ようやく最初のランナーが取れた時はホッとしました。でも一番ホッとしたのは言わずもがな、ビレイヤーの盛山サンだったことでせう。
あとはチムニーの両側面や正面アイスなど立体的なムーブが非常に楽しいクライミングが楽しめ、なんとかオンサイト(この言い回しって・・以下略)。他3人にもトップロープで登って頂き、本日は終了。最後の林道までの登り返しが大変でしたが、他パーティーもいなく、完全貸し切り状態で非常に楽しめました。帰路下仁田ネギなどお土産を物色したり家族へ電話したりとそれぞれ家庭円満に努め、皆様ヤマへ向かう環境を整えることに余念の無い集団であることをみせつけられました(笑)。
*****************************総括*****************************
個人的には、まだいろいろ危なっかしいもののV級をなんとか相手に出来る程度になったことが少し収穫です。まあ、アイゼンに助けられたのが正直なところですが。
あと、今回は松サンにいろいろ任せすぎて申し訳なかったので、そこら辺は”自分のクライミングに集中する時間”と”新人サンに教える時間”をもう少し上手く分担したいかなとも思います。さあ、2月はいよいよ各自本気トライのシーズンに入ります。・・・もういちど宣言しましょうか(笑)、
やる時はヤル、これがまつどクオリティ。
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