なんとなくの最近購入した山道具紹介 byモリヤマ
ザイル(ドイツ語で「SEIL」)
英語で単純にロープですが、なぜかクライミングではドイツ語でザイルと言っております。
深く意味を考えた事はないので、ご存じの方は教えてください。
さて、今回購入したのは「8㎜径の30mザイル」です。
愛用品が古くなったので買い替えです。
分かる方は「えっ?」でしょうが、 所謂「補助ロープ(クライミングには不可)」って商品です。
こいつが結構使えるのです。
ガチのクライミングには当然不可ですが、アルパインクライミングには様々な状況があります。
主にこのザイルが活躍するのは
- 沢登り
- 雪山
- 初心者の安全確保
です。
必要なときにさっと取り出せて、かさ張らず割と使い勝手が良いです。
基本的には後続者の確保ですね。
最近ちょこちょこと山の初心者を登山に連れて行く事がありますが、
そんな時は私のザックにはザイルを忍ばせております。
幸いこれまで使用するシーンはほとんどありませんでしたが、万が一の時もザイルは非常に有用です。
以前に聞いた話ですが、
「ザイル技術を習得している以上、山には必ずザイルを持っていく。単独行でも。その理由は自分のパーティーはもちろんだが他のパーティーの事故に遭遇した際に救出活動が出来るからだ。技術を持っていてもザイルがなければ何も出来ない。」
誰が言った言葉か忘れてしまったけど、この心意気は素晴らしいと思い、山にはザイルと最低限の登攀具を忍ばせて登っております。
でも50mザイルは重いので、クライミングの時以外は30mの補助ロープにしてます・・・
参考までにまつど岳人ではこんなザイルを使っております。
・9mm径50m:アルパインクライミング用ダブル・・・基本のザイル。
・10.5mm径50m:フリークライング用シングル・・・これは人によりばらばら。
・8mm径40m:沢や雪稜用・・・一部のメンバーが使用。結構使い勝手が良い。
アルパイン用のダブルは基本的に2本で使用するので、パートナーと合わせる必要があるので、最低限長さは一緒が望ましい。
以前は45mを使用していたが、ルートの長さとか販売がなくなったとかで最近は50mに変更しました。
最近のザイルは良くなっているので軽量化の為、径の太さを8.5㎜とかに変えてもいいかも。
おれは一昨年くらいから8.5 mmのエーデルワイス・シャープをアルパインダブル用に使ってるぞ.
ドイツ語なのは、ドイツ人かオーストリア人かスイス人が近代登山を日本に導入したからじゃないかのー?(ウェストンはイギリス人だけど)ピッケルもハーケンもアイゼンもシュラフもコッヘルもツェルトもヒュッテもワンダーフォーゲルもドイツ語だし.
投稿情報: ゴルゴ | 2011/11/20 12:04