管理ビンです。
たまには雑誌以外のレヴューも。
あっ、その前に10周年記念山行をお忘れなく!
ご連絡は会長盛山サンか、
matsudogakujin☆gmail.comの妹尾まで~
(迷惑メール防止のため、☆を@に変えて下さい。)
著者は日本最難ワイドクラック「不動の拳(5.12b)」初登、称名滝完登、
荒川出合「夢のブライダルベール」単独(フリーソロ)初登で御馴染み
山岸尚将サンです。
(妹尾はTeam84の先輩にもあたりますが、面識なし。最近放置プレイで恐縮です苦笑)
内容としては支点作成や結びなどのクライミングの基本から
スリング素材、アブミ・ギヤのメンテ等の道具関連、
山岸サンらしいワイドクラックネタやアイスネタ、
果ては焚き火やキジ打ちなど多岐に渡って連載された
「岳人」の「教科書になかった登山術(2007~2009)」コーナーを
加筆・再構成したモノです。
詳しい内容はネタバレなんで自粛しますが一言で言うと(?)
『ココ壱カレーの4辛満足に食えないヤツが7辛など10年早い』
てな感じでしょうか?(←わかりづらい)
つまり、クライミングの基本的なことは大方知っている方に対して
”+アルファ”を提案しているいる本、といった感じです。(←なら早くそう言え。)
中には、少なくとも新人には教えるべきではない技術も含まれます。
”メリットもあるが、デメリットも理解し責任を負える”というスタンスで
なければ使うべきではないという意味で。
そういう意味で、社会人山岳会や大学山岳部で数年登り、
そろそろもう一段階ステップアップしたい方には、そんじょそこらの
基本に忠実で上品な技術本よりははるかに刺激的?な本かと。
(べつにこの本が下品とは言ってません、あしからず笑。)
あと、この本の特色として感じられるのは
”普通の”山屋サン向けを意識して書かれている、という点です。
ここでいう”普通”というのは、人生の三大北壁(就職、結婚、出産)を完登した
金曜夜発なのに21時現在まだ会社なんですよ(泣)、的な社会人クライマーという意味です。
まだこの三大北壁をほとんどクリアしてない妹尾は偉そうに言えませんが苦笑、
上から目線で正論に終わることなく、一流クライマーが社会人目線で
実行可能な技術やごまかし方(失礼!)、家族との付き合い方などクライミング論を
述べている点は、既存の登山本とは一線を画してますので、
その側面だけでも、一読の価値有でしょう。
小さいお子様連れのクライミングネタ等もあり、いかがですか?松サン。
【東京新聞出版部 1700円】
むむう、興味深い。
買ってみるかな。
投稿情報: katsumi | 2010/10/31 14:28